2017年03月14日 (火)
俺の記憶が確かならば、生(せい)は饗宴だ。
春夏秋冬闘いを止めない烈しい気性。そうして喧嘩していない時は、いつも笑っています。
やや小柄ですが喧嘩に天性の才能があり、大鹿にもあっさり勝ちます。
凱歌を挙げる彼に、「生の豪奢な濫費?もっとけちけちしてもいいとは思わない?」
と問うと、「これが俺だよ。」とでも言うように、額から血を流しながら黙って笑ってる。
その笑いは実に輝かしかったのです。
闘いに赴く姿態には息を呑む迫力と美が湛えられていて、彼に心酔する若鹿の多いこと!
夏ともなればまるで火焔の冠を戴くような、ひときわすぐれた角を担う華々しい牡鹿。
(ラ・ラさん)
投稿時間:13時26分 | カテゴリ:ならシカ