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瀬戸村にズームイン

徳政令を出すのか、出さないのか、田植えの時期だというのに徳政騒ぎで立てこもってしまった瀬戸村や祝田村の百姓たち。そんな井伊谷の民に代わって直虎自ら田植えに乗り出しました。井伊谷の民を代表して甚兵衛役の山本學さんのインタビューと、スタジオに出現した田んぼでの田植え風景を紹介します。

その1 徳政に揺れた井伊谷の民

甚兵衛 瀬戸村の長老。井伊家が今川の軍の一員として各地の戦いに駆り出され、兵を失い続けた結果、村も働き手を失い披露困ぱい。窮状に耐えかね、直虎が城主となったのを機に徳政令の実施を訴え出た。

一人の人間として直虎と対峙 山本學さん

農民役は初めてです。経験がない私を農民らしく見せるにはどうしたらいいのかと考えて、本当は嫌いなひげを伸ばすことにしました。毎朝、鏡を見るたびに「早くそりたい」と思っていますけどね(笑)。
甚兵衛は農民ですが、領主に対してはっきりものを言う人物です。「年貢は納めなければいけない」と律儀に考えていたからこそ立ちゆかなくなり、徳政令を願い出たという経緯がある。直虎がいまは徳政令を出せないと言ったとき、それは自分たちに死ねと言うことかと訴えている。相手が領主だからと「ははーっ」と引き下がるのでなく、独立心を持った人間としてきちんと向き合ったシーンで、どこか威厳のようなものも映し出すことができればと思いながら演じました。
そんな直虎が村のためになることを一生懸命に考えていると知って、甚兵衛の心の中に「この人のために一肌脱ごう」という思いが芽生えたんだと思います。この人も次々と領主たちを殺され大変な思いをしてきている。それなら一蓮托生というか、このお殿様に協力していこうという強い意思のようなものですね。もちろんシーンとして描かれているわけではないのですが、そこが大事なところだと感じていました。シーンで印象的だったのは、田植えで泥だらけの顔になった直虎に甚兵衛が自分の手ぬぐいを渡してやったところです。ふたりが初めて人間的に通い合えたシーンでもありました。

その2 瀬戸村の田んぼ

ちょうどよく育った苗代の苗
夜を徹しての田植え
見事に田植えが終了!
直虎と瀬戸村の民も心を通わせることができた