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次郎法師が唱えるお経

次郎法師が歌うように唱えるお経は「観音経」(*)の一部です。観音経とは「悩める私たちが人生で苦悩を受けなければならないとき、『観世音菩薩』の御名を一心に唱えるなら、その音を観じて、すべての苦悩をまぬがれることができる」というもの。

子供の次郎法師が唱えているお経は、「尊い人間性をもったものをどうして『観音』と呼ぶのでしょうか」とお釈迦様に問い、それに「観音のはたらきは、いつ何時、どんな場所でもみなの役に立てるように、海よりも果てなく深い誓いのもとに、数多の仏様にお仕えして、この清らかな願いを立てられたのです」と説いているという内容です。

大人の次郎法師が「観音の御名を聞きなさい、その御姿を拝みなさい。そして心に念じるのです」と続けます。「人生を空しく過ごさなければ私たちはすべての苦しみから解き放たれるのです」「火の中に落とされても、観音を念ずれば、火の杭は池と変わるのです」「大海に漂流しても観音の力を一心に念ずれば、波におぼれることはありません」という意味のお経をお唱えしています。

*「法華経」全二十八章のうちの「観世音菩薩普門品」のことで、日本では昔から「般若心経」と並んで信仰されてきたお経 ※このお経の節回し(メロディー)はドラマオリジナルのもので、臨済宗固有のものではありません

次郎法師(柴咲コウさん)が唱えるお経

[新井美羽ちゃん(子供の次郎法師)は、この部分のお経を唱えています][柴咲コウさんは、この部分のお経を唱えています]

監修:臨済宗妙心寺派・龍雲寺住職
 細川晋輔さん