午後9:30~9:55
諏訪哲史さん(作家)
写真:諏訪哲史さん |
お客様は前回に引き続き、名古屋市在住の芥川賞作家の諏訪哲史さんです。11月に短編集『領土』を刊行した諏訪さん。作家の他にも、地元名古屋では様々な活動をしています。今回は角度を変えて、諏訪さんの魅力に迫りました。 |
愛情たっぷりに、でも皮肉っぽく名古屋を語る諏訪さんに地元の魅力を伺うと、こんな答えが返ってきました。「新しもの好き」。名古屋の人は新しいものをどんどん取り入れたがるのだとか。例えば、諏訪さんが以前勤めていた名鉄は次々に新型車両を導入し、全国から鉄道ファンを集めたそうです。 なぜ新しもの好きなのか。その理由を諏訪さんと兵藤さんが分析したところ、気候や地理の平坦さにあるのでは、という推測にたどり着きました。無変化に耐えられない、だから新しいものを取り入れる。だけど、結局は無変化が好き。「単純で、愛らしい人たちなのですよ」と諏訪さん。 |
写真:愛知淑徳大学にて |
写真:右・浅野光成アナウンサー |
諏訪さんのもう一つの顔は大学講師。愛知県の私立大学で授業を受け持っています。芥川賞作家の授業とあって、学生からの人気も高く、教室はほぼ満席でした。中には作家志望の学生もいるのだとか。どんな授業をしているのか、学生に聞いてみると・・・「とにかくたくさんの本を読ませられる」。諏訪さんは言います。「書くためには読むことが必要」。 読んで、読んで、読み尽くして、他に読むものがない。そうした境地にたどりついて、ようやく書くことが待っている。諏訪さんは、新しい表現をする人が生まれることに期待をしています。「外の世界や文学の世界を旅して自分を広げる。想像力を磨くことが勉強なのです」。諏訪さんから、文学を志す人たちへのメッセージです。 |





