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-今回のドラマへの出演依頼がきた時はどうでしたか?
森山:同じドラマを2回というと、惰性でやってしまうことやパターン化してしまうことがあるので、若干抵抗がありましたが、「刑事の現場2」「加藤啓吾」という設定にはなるがまったく違う描き方をすると伺い、出演することにしました。今回は、話の構図がぜんぜん違います。加藤啓吾という人物像も、進化だけでなく混迷もしています。
武田:1月は温泉に浸かってゆっくりしたかったが、脚本家の遊川さんから連絡があって、「出てくれてもいいじゃないか」と言われました(笑)台本を読んで見ると、熱意があり引き受けました。
-「刑事の現場」と比較して、梅木拳と加藤啓吾の関係は。
森山:伊勢崎(寺尾聰)と加藤啓吾は上司と後輩という関係ですが、今回は梅木と加藤2人がもっとがっつりぶつかり合う。白と黒、正義か悪みたいな・・・
-今回の加藤啓吾の役柄について思うことは?
森山:加藤啓吾はあらゆるものを自分の中で受け止めなければならないので、反応が難しい。そして、茉莉亜と関わっていることや警察つまり東野さんに反発する時点で「グレー」なんですね。前回からは2年経ったという設定で、良い部分も悪い部分も知って、模索しながらやっている状態だと思うんです。いろんな事実や状況が飛び交いすぎて、身動きが取れないというのもあるかなと思います。それが今回の加藤啓吾で、冷静沈着ではないけど「身動き取れない」という感じです。
-梅木拳は、周囲から“悪魔”と呼ばれていますが。
武田:普段の役と遠いところにあるからおもしろいです。森山くん演じる加藤は、犯罪者に共感するところがあります。これがこの台本のおもしろいところ。確かに現実は、善人の中に悪があったり悪人の中に善があったりします。善人と悪人は対立しているものではなく、善や悪を内包しているんじゃないでしょうか。こういうものを演じるのは面白いです。私が演じる梅木もドロッとした中に「愛」がある人間なんじゃないかと思います。
-武田さんから見て森山さんは役者としてどう思われますか。
武田:若いのに大したもんです。このドラマの「ストライカー」は森山くん。だから、私はサイドから森山くんがいいシュートが打てるようにしてあげたいです。
-刑事ドラマ「リミット」に対して思うことは?
杉本:社会派の内容になっています。
武田:こういった深い内容を地方局で制作できることがすごい。名古屋色はあまりださない感じになっています。今回のドラマは、典型的な刑事ドラマを崩していて、はねっ返りのベテラン刑事と冷静沈着な若手刑事という異色のコンビ。チームワークもゼロ(笑)
今まで刑事役は何度も演じていますが、これは異質。台本を最後まで読んでいないが、今回のドラマは脚本家が「愛のドラマ」だと
言っていました。確かに刑事ものなのに「愛」という言葉がたくさん出てきます。梅木を演じるにあたって、現場で「愛」を探したいです。人間の本性に少しでもふれるところがあるドラマは見飽きません。そういうドラマになると思います。
森山:でこぼこしたメンツでやっています。最初から最後までシーンが張り詰めていて、緩めるところがないです。他ではあまりないドラマです。
若村:台本も刺激的ですが、現場に来るとまた刺激的。名古屋制作のドラマ出演は10年ぶりですが、スタッフがスキルアップした感じ。ノリもよく部活動的というかサークル的で熱意があります。
細田:共演させていただく先輩方にいろんな刺激を受けながら、自身初めての刑事ドラマをやらせていただいています。
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