2012/01/05
認知症とはどんな病気なの?

誰でも起こる可能性のある脳の病気で、65歳以上の高齢者では10人に1人がかかるとも言われています。
これまで通常の日常生活や社会生活を営むことができたのに、後天的に脳の神経細胞が死んでしまったり機能が悪くなったりして、「記憶したり判断したりする能力」や「時間・場所・ひとなどを認知する能力」などが低下し、生活に支障をきたすようになった状態を認知症といいます。
2012/01/05
どんな症状が出るの?

認知症の症状は「中核症状」と「周辺症状」の大きく2つに分かれます。
「中核症状」とは脳の神経細胞が壊れることで起こる症状で、主な症状としては次のものが挙げられます。
1.記憶障害
記憶できない、覚えていたことを忘れる など
2.見当識障害
いつ(時間)・どこで(場所)の感覚が分からなくなる
- 予定に合わせて準備ができない
- 道順がわからなくなり迷子になる
- 自分の年齢がわからない
- 何回もきょうの日付を質問する
- 親子関係など周囲の人との関係がわからなくなる など
3.理解・判断力障害
- 筋道を立てて考えられなくなる
- 考えるスピードが遅くなる
- ささいな変化で混乱しやすくなる
- 複数のことが重なると処理できない など
(例)自動販売機や駅の自動改札それに金融機関のATMでまごつく
4.実行機能障害
- 計画を立てたり段取りをしたりできない など
(例)家電製品を使いこなせない
5.その他
- しゃべりたい言葉がでない
- その場の状況がつかめない など
一方、「周辺症状」とは「中核症状」に本人の性格や環境、身体の不調 などが加わって引き起こされる症状で、個人によって出現の仕方は異な ります。
たとえば
せん妄、幻覚、睡眠障害、多弁、多動、異色、過食、不潔行為、徘徊、暴言、暴力、抑うつ、焦そう、不安などの症状です。
2012/01/05
老化による「物忘れ」とはどう違うの?

年をとると「物忘れ」が増えてきますが、認知症による「物忘れ」とは例をあげると次のような点で異なると言われています。
特徴的な例でよく引き合いに出されるのは、認知症の場合のもの忘れはつい数分前に起きたできごとや、できごとそのものをすっぽり忘れてしまうことです。
| 老 化 | 認知症 |
|---|---|
|
・体験の一部を忘れる (例:食べた物を忘れる) ・もの忘れを自覚できる ・探し物を見つけようとする ・ヒントを与えると思い出せる など |
・体験そのものを忘れる (例:食事をしたこと自体を忘れる) ・もの忘れを自覚できない ・盗まれたものと思い込む ・ヒントを与えられても思い出せない など |
2012/01/05
心配な場合、どこに相談したらいいの?

認知症は治らない病気と思い込んでいる方も多いのですが、早期に発見すれば、原因によっては薬の服用などの治療で病状の改善や進行を遅らせることが可能な場合もあります。
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