2011/08/01
この夏、急増する「熱中症」患者

総務省消防庁によりますと、熱中症のため救急車で病院に運ばれた人は歴史的な猛暑になった去年の夏が全国で5万3,843人に上り、このうち167人が亡くなっています。
今年は全国的に去年を大幅に上回るペースで増え続けており、今年5月30日から7月31日までの間では、愛知県が2,022人、三重県が494人、岐阜県が468人で、特に愛知県は東京都よりも多く、全国で最も多くなっています。

では一体、どのようなことに気をつけたらいいのか、番組に「助っ人」として出演頂いた名古屋市東保健所所長で医師の五島 明さんにお話を伺いました。
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2011/08/01
熱中症ってどんな症状が出るの?

初期の段階では、めまい・立ちくらみや大量の汗が出るなどの症状が出ます。筋肉痛や足の「こむら返り」なども初期症状の一つです。
次の段階ではおう吐や頭痛、強い倦怠感などがあらわれ、さらに重症化すると、意識障害・けいれんなどの神経症状や、高体温などの症状が現れます。そのような場合には一刻も早く救急車(119番通報)を呼ぶ必要があります。
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2011/08/01
熱中症になったらどんな処置が必要?

「水」(すい)「冷」(れい)「休」(きゅう)「救」(きゅう)というキイワードを覚えておくのがいいでしょう。
軽症であれば涼しい場所に移動し、スポーツ飲料などで水分摂取に努めましょう。
水に濡らしたタオルや氷のうがあれば、わきの下や首筋など脈拍が触れるところに当てて体を冷やして下さい。
症状が回復するまでは横になって休みましょう。
吐き気などが強く水分が摂れない、意識がはっきりしないなどの症状がある場合は速やかに救急車を呼びましょう。救急隊が来るまでの間も少しでも体温を下げるように努めましょう。
2011/08/01
熱中症にならないための予防法はあるの?

「暑さに対しがまんをしない、させない」が一番です。自発的にこまめに水分を摂ったり、炎天下の作業や運動では定期的に休憩をはさんだり、場合によっては中断する勇気も必要です。ことしの夏は節電が盛んに言われています。省エネ温度での使用も求められていますが、特に高齢者や小さいお子さんがいる家庭では無理をしてクーラーの使用を控えるのは好ましくありません。その場合は冷風を直接あてないなどの工夫も必要です。そして、普段から心がけることとしてはバランスの良い食事や睡眠などをきちんととって、暑さに負けない健康な体を維持していくことも必要です。
関係リンク先(予防法などについて)
気象庁はこの夏から北海道と沖縄を除く地域を対象に翌日または当日の最高気温が概ね35度以上が予想される場合に「高温注意情報」を発表し、熱中症への注意を呼び掛けています。
2011/08/01
子どもや高齢者は熱中症にかかりやすいの?

子どもや高齢者は、体の機能が未熟なことや加齢のために体温調節がうまくできないと言われています。また、自分一人では水分を摂れない(子ども)とか、のどの渇きを感じにくい、脱水症状に気付きにくい(高齢者)などの特性もあります。特に熱中症で亡くなられる方の7割以上が65歳以上の高齢者ということで、高齢者はのどが渇かなくても水分を摂るなどの注意が必要です。
2011/08/01
家の中でも熱中症になるの?

熱中症で亡くなられた方の半数近くは家の中や庭先で発見されているということです。特に高齢者や介護を必要とされる方は、もともと体温管理が適切にできない上に、水分摂取やクーラーのスイッチを自分で押す事などが出来ないケースもありますので、ご家族や介護にあたる方は細心の注意を払うことが必要です。
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