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生徒と一緒に水害からの避難を考えました! 愛知県立西春高校

2022年12月5日

北名古屋市にある愛知県立西春高校で防災授業を行いました。この高校は市と防災連携協定を結んでいて、生徒がさまざまな訓練に参加したり、多様な体験学習を受けたりして日頃から防災意識を高めています。

ここで皆さんに体験していただいたのは、おなじみの浸水体験アプリ。AR=拡張現実の技術を生かし、その場で撮影した映像に水のCGを合成するものです。今年度、NHK名古屋放送局では放送や防災イベントで各地域の皆さんにこの映像を見ていただき、水害への備えを呼びかけています。

北名古屋市は、四方を河川に囲まれた地域であり、かつての東海豪雨でも浸水被害がありました。
西春高校周辺は比較的地盤が高くなっているものの、水害リスクのある場所です。
授業では、事前に北名古屋市から学校周辺で予想される浸水深(想定最大規模)を聞き、その想定に合わせてあらかじめ撮影した浸水映像を見ていただきました。その一部をご紹介します。

西春高校周辺(想定浸水深0.5m~1m)
西春駅西口(想定浸水深0.3m~0.5m)
徳重・名古屋芸大駅(想定浸水深0.5m~1m)
上小田井駅(想定3m以上、映像では1.9mを再現)

NHKアナウンサーが放送の中で取り組む「避難の呼びかけ」について簡単に説明したうえで、「身近な人の声掛け」が最も効果的であるというデータを紹介。浸水の危険が迫りくる中、避難したがらない祖父母に対し"自分だったらどう呼び掛けるか?"を皆さんに考えていただきました。

生徒の皆さんからは、
「おじいちゃんにもしもの事があったら悲しいから、一緒に逃げようよ」
「大好きな"ようかん"を買ってあげるから、一緒に行こう」
「足が不安なら、僕が担いでいくから大丈夫」
など、さまざまな工夫を凝らした一言を答えてくれました。

いざという時は自分が家族を守るのだという気持ちが伝わってきて、とても頼もしく感じました。
この記事をご覧になった皆さんも、いざという時の一言、考えてみてください。
NHK名古屋放送局では、今後もこうした出前授業を続けていきます。

筆者

田中逸人アナウンサー(NHK名古屋放送局)

平成17年入局
高知放送局などを経て18年春から名古屋放送局へ