大河ドラマ「どうする家康」主演の松本潤さん始め、ドラマの出演者が、自ら演じる人物とゆかりのある地を巡る、シリーズの旅番組「どうする家康 大河たび」。
今回の舞台は、徳川家康が駿府城を構え、晩年を過ごした静岡市です。

旅するのは、家康の側室・於愛(おあい)の方を演じた広瀬アリスさん。於愛の菩提寺「宝台院(ほうだいいん)」を訪れました。

宝台院 於愛の方の菩提寺
於愛の方は、家康が正室を失った後、天下統一への道のりをそばで支えました。

宝台院に入ってすぐに目につくのが、徳川家が建立したという大きなお墓。




宝台院 副住職 野上崇光さん
当時の女性のものとしては格別な大きさだと思います。
これだけ大きいということは、家康公からとても愛されていたのではないかと思います。
広瀬さん
とても愛されていたという感じがしますね。
家康そして人々から愛された於愛の方
於愛は、そのユーモラスな性格と行動力で、周囲の人々から愛され、人望も厚かったといいます。お寺には、そんな於愛を慕う家康が自ら寄贈した貴重な品々が受け継がれています。

家康が、父・広忠から譲り受け、家宝としていた「真(まこと)の太刀(たち)」。

そして、家康が自ら描いたとされる「自画像」を、於愛の17回忌の法要の際、寄進しました。
広瀬さん
私が演じたときに、とにかくいろんな方に愛されていた方だとお聞きしていて、実際にこういったものを見ると、本当に愛されていたんだろうな。
さらにお寺には、家康のみならず、多くの民にも愛されていたことを伺わせる記録が残されています。

野上さん
こちら、「宝台院誌」になります。

「宝台院誌」とは創建以来、お寺の歴史が記されたものです。

目が不自由であった於愛は、同じ境遇の女性たちへの支援にも心を砕いていたといいます。
野上さん
於愛の方の遺言で、このお寺の住職がお屋敷を境内の外に作りまして

於愛の遺言でその死後、目が不自由な女性のために住まいが作られ、衣食も提供されていたというのです。

野上さん
当時は社会福祉とかそういう言葉すらない時代だったと思うので、こうした活動をされていたというのは、色んな方から愛されていたんだなと思います。

広瀬さん 旅の感想
於愛の方をとても身近に、近くに感じましたね。やっぱり実際に見ると感じるものが違うというか、ここに来て実際に見て、いろいろお話が聞けてよかったですね。とてもすてきな方だったんだなと思いました。
宝台院
・JR静岡駅より徒歩およそ10分
・宝台院バス停下車徒歩およそ3分
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物語は、東海から。
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【公式サイト】
広瀬アリスさん
こんにちは。よろしくお願いいたします。於愛の方のお墓、すごく立派ですよね。