どうする家康　服部半蔵役　山田孝之さん

山田孝之さん

「まるっと！をご覧の皆さん。どうする家康、今までの大河ドラマで一番熱量のある現場です！」

第５話から、キーパーソンとして登場するのが、服部半蔵です。服部半蔵といいますと、半蔵の父が、家康の祖父（清康）の家臣だったことに由来します。江戸城には、半蔵門という門があり、今も東京の地名ですよね。それだけ有力な家臣だということですね。とはいえ、忍びの者は謎も多いのです。この服部半蔵を演じる山田孝之さんは、役作りで力を入れたのが、現場での対話でした。

新しい"服部半蔵"を目指して

山田さん

「服部半蔵という人は、どういう人で、どういう考えをもっている人なのか、台本だけでは、登場人物が多くいる中で、１人の登場人物を深掘りできない。監督と撮影が終わったあとに、けっこう話をさせてもらう機会があって。監督が「すみません。時間とって」と言ってくださるけど、こちらこそありがたくて。半蔵のことをお互い理解することで、そこに本当にいる人物にしていける。それをみんながやるからこのドラマも人間が生きていて、ストーリーがおもしろくなって、見ている人も楽しめる」

服部半蔵役の山田孝之さんと徳川家康役の松本潤さんは、３９歳で同い年、なんとデビューした年も同じです。ところが一緒にお芝居を演じるのは初めてです。仲のいい２人の関係、共演することでさらに深めたいと語っていました。

友人・松本潤さんと初共演

山田さん

「バラエティー番組では会ったことがあったけど、やっぱり芝居をしたいですよね。仲がよいのもあるけど、そうじゃなくても芝居をしたことない人とは芝居をしたいです絶対に。というのは、例えばこれから僕が３時間話をするとしても、それよりも１シーン、３分くらいのシーンを１回演じたほうが違うところでつながる。個の人間同士でなく架空の人物・役を演じるということは、それをしっかり作り込んで、対じするということは、違う感覚ですよ。セリフの中でしかコミュニケーションを取れないからそこで心を通わせなくてはならない。それは特殊ですよ。それがつながった瞬間とか、つながるっていうのは単純に息が合うとかリアクション、タイミング、すごくうれしいですよ」

ますます家康と半蔵の関係性に注目ですね。ところで、山田孝之さんは、2021年度は、愛知県の観光文化大使を務めていましたが、愛知のこんなところが好きなのだそうですよ。

愛知の好きなところ

山田さん

「愛知の人のやたら名古屋めしを推してくるところが好きです。そんな推す？と思います。僕ちょっと、はたからみると意地を感じる。おいしいって言って、認めさせてやるみたいな？すごくぐいぐい来ますよね。名古屋めしに関しては。そこがいいなと思います」

筆者・編集後記

「まるっと！」リポーター　無類の歴史・ドラマ好き"カトリーナ"こと加藤里奈

これまでの家臣団とは少し毛色の違う服部半蔵のキャラクター。登場シーンから興味をそそられましたね。ああ...手裏剣の腕前...。乞うご期待でしょうか...。
山田孝之さんのお話からは、チームで１つのキャラクターを作り上げていくための心意気を感じました。多くのスタッフがいるなかで話し合い、体現していく。リレーの選手のようにバトンをつないでアンカーとしてゴールへ向かうのが役者さんの役割なのだと改めて学びました。
最後に愛知県をイジっていただけたのも親しみ、愛を感じました。たしかに名古屋めし、強めに推しちゃうな～～（わたくし生っ粋の名古屋っ子）もしや、その鋭い分析は"忍び半蔵"の持ち味ですか！？今後、服部半蔵はすご腕の家臣へ成長していくのか期待大です！！
今までにない！？ちょっと不器用な悩める服部半蔵応援しています！