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旬の食材・長寿の食卓 赤みそおでんを作ろう

2022年12月14日

12月7日の夕刊ゴジらじ・旬の食材・長寿の食卓は、料理研究家の伊藤華づ枝さんをお招きして、赤みそおでんをご紹介しました。

★赤みその栄養素

~みそは塩分が強いということから、敬遠されてきた過去がありますが、近年の研究結果としては、発酵途中で生じるさまざまな化学反応によって健康効果がとても高いことがわかり、見直されています~

  • みそは大豆にこうじと塩を加えて発酵させたもので、たんぱく質がとても豊富です。使用されている大豆のたんぱく質が分解されるので、消化吸収がよくなることも魅力的です。
  • みそはどんな食材とも相性がよく、さらに栄養効果が高まります。
  • 血圧を上昇させるホルモンを作る酵素があるのですが、その酵素の働きを抑制します。
  • みそを発酵させる途中で生じる香り成分のエステル類には、強い抗酸化作用があってガンを予防する効果があります。
  • 大豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンよう(様)作用として効果があります。肌の衰えが気になる年代には、みそはおすすめです。
  • ぼうこう機能を刺激して糖尿病を予防することも判明しています。

★みそおでんに使用する食材とのバランスも良い

  • 大根は消化吸収が良い上に、だしがしみやすくておいしいです。おいしいと感じることは、心の健康効果大です。
  • 卵やちくわ・厚揚げなどは、たんぱく質が豊富で、高齢者の健康維持には欠かせないものです。
  • こんにゃくに含まれる食物繊維は、腸内環境を整えて免疫力を高めます。
  • 牛すじはうまみを増すだけでなく、関節に効果的に働くので足腰を丈夫にします。
<材料 4人分>
  • 国産牛すじ肉(適当な大きさに切る)・・・200g
  • 大根(輪切り・1人1切れ)・・・500g
  • 卵(ゆでる)・・・4コ
  • ちくわ(斜め2つ切り)・・・4本
  • 厚揚げ・・・2枚
  • 玉こんにゃく(塩もみしてゆでる)・・・12粒

【A】
  • 八丁みそ・・・200g
  • 砂糖・・・100g
  • みりん・・・大さじ4
  • 酒・・・大さじ4
  • しょうゆ・・・大さじ2

  • 混合だし(昆布とかつおで取る)・・・1400ml
  • にんじん(もみじ形・スライス)・・・4枚
  • フレンチマスタード(お好みで)・・・適量
  • 竹串(15cm長さ)・・・8本
<作り方>
(1)

牛すじはやわらかくなるまでゆっくりゆでます(圧力鍋可)。冷めてから串に刺します。

(2)

大根は裏側に十文字の切り込みを入れて米のとぎ汁で30分ほどゆでます。

(3)

卵はゆでて殻をむきます。

(4)

厚揚げは熱湯で5分ほどゆでてから、1丁を三角形に半分に切ります。

(5)

玉こんにゃくは1本の竹串に2~3コずつ刺します。

(6)

ボウルに【A】を入れてよく混ぜ、分量のだしでのばします。

(7)

大きめの鍋に具材を並べて(6)をかぶるほど注ぎ、じっくりと煮ます。少しずつ煮汁を足して煮ます。小鉢に取り分け、ゆでたにんじんを添えます。お好みでマスタードを添えます。

夕刊ゴジらじは放送後1週間「らじる★らじる」で配信しています。

筆者

村竹勝司

神社仏閣巡り・利き酒が好き

愛犬家

夕刊 ゴジらじ