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ドリーム★ネイバーズ「地域の夏祭りでネパールの踊りを披露したい!」

ハロー!ネイバーズ

2022年9月9日

「ドリーム★ネイバーズ」は・・・
おとなりさん、つまりネイバーズである東海北陸に住む外国人と一緒に、夢を叶える番組です。

「地域で外国人ともっと交流したい」という喜多村さんの思い。
「ネパールの文化を知ってもらいたい」というウプレティさんの思い。
互いに協力し、ネパールの踊りと日本の盆踊りを披露しあう文化交流会が無事成功しました。番組では伝えきれなかった2人の思いとは?

【ウプレティさんと喜多村さん】
日本人も外国人も暮らしやすい街を目指す明治学区

愛知県名古屋市にある市営住宅・氷室荘。現在、ネパール人が約30世帯暮らしています。今年6月、氷室荘を含む南区明治学区で日本語教室が始まりました。先生はボランティアの地域住民。参加者のネパール人もボランティアの日本人も「一緒に話をできることが楽しい」と言っていました。

【日本語教室の様子】

日本語教室を運営する、明治学区連絡協議会 会長・喜多村隆さんは、2年半前から外国人との交流を積極的に行ってきました。クリスマス会を開いて子どもたちにプレゼントを配ったり、近隣の小学校と協力して進学相談会を企画したりしました。その過程で喜多村さんが実感したこと、それが言葉の壁だといいます。日本語が分からないからいろいろ困り事が出てきてしまう。一番大事なことは日本語を学べる場所を作ることではないかと考え、日本語教室を開くことにしました。

【喜多村 隆さん】
【クリスマス会の様子】

喜多村さんは、日本人も外国人も互いのことを理解して暮らしやすい街にするために、さらなる交流の場を考えていました。そんなときウプレティさんから提案されたのが、地域の夏祭りでのネパールの踊りの披露だったのです。新型コロナウイルスの感染拡大により、夏祭りは中止になってしまいましたが、ふだん行っている日本語教室でのネパールと日本の文化交流会につながりました。

【文化交流会の様子】
外国人との交流は災害など何かあったときに協力するため

ネパール人が多く住む氷室荘で、今年3月まで住民代表を務めていた大日方金重さんに話を聞きました。大日方さんはウプレティさんと一緒に、定期的に外国人の住民ひとりひとりを訪ね、町内の回覧を説明したり生活に問題が無いか聞いたりしています。

【大日方 金重さん】

大日方さんが心配していることは、災害など何かあったとき。氷室荘に住む日本人は高齢者が多く、緊急時は若い外国人の力を借りることがあるだろうというのです。そのためには、ふだんから交流が必要だと感じていました。

ネパール人の子どもたちに祖国の文化を届けたい ウプレティさんの思い

氷室荘で日本人とネパール人の架け橋になっているのが、ウプレティさんです。ふだんからネパール人住民に通訳を行い、日本語教室でも中心メンバーとして運営を行っています。そして、「ネパールの踊りを披露したい」という今回の夢の発案者でもあります。

【ウプレティ・レサムさん】

12年前に友人の話で日本に興味を持ちネパールから来日。日本の大学で経済学を学び卒業しました。その後、名古屋市内の小中学校で母語学習協力員として、外国人の生徒に日本語のサポートをする仕事をしています。

実は、ウプレティさんには日本人以外にもネパールの文化を知ってもらいたい人たちがいました。それは、ネパール人の子どもたちです。小中学校や日本語教室で子どもたちと関わる中で、ウプレティさんには気がかりなことがありました。子どもたちは、小さいころから日本で育ったため、ネパール語や文化に触れる機会が少ないというのです。将来、日本の文化にも馴染めずネパールの文化にもなじめない、どっちつかずになってしまうのではないかとウプレティさんは心配していました。今回、ネパールの踊りを見せることには、子どもたちに祖国の文化を知ってもらうという意味もあったのです。

日本語も母国語も十分ではない「ダブルリミテッド」 見守ることが大事

日本で生まれ育つ外国人の子どもたちを取り巻く問題の一つに、「ダブルリミテッド」というものがあります。これは、日本語と母国語のどちらの言語も年齢に合った発達をしていないため、自分の思いを十分に表現することが難しい一時的な状態を表す言葉です。こうした状況の子どもたちにどう接すればいいのか。外国ルーツの子どもたちや移民の言語教育を研究している、近畿大学グローバルエデュケーションセンターの高橋朋子教授によると、子どもたちに対して、「2つの言語を学ぼうとしていてすごい!」と捉えて見守ることが大事だということです。

喜多村さんとウプレティさんのこれからの夢

日本語教室で行われた文化交流会は、地域の日本人・ネパール人あわせて約30人が集まり、無事成功。ウプレティさんはこれからの夢として「子どもたちがネパール語に触れる機会をつくりたい」「ネパール語教室も開きたい」と話していました。一方、喜多村さんは、「これで終わりにせず、日本語教室を毎週続けていきたい」と継続的な交流の夢を語っていました。明治学区での日本人と外国人の交流はまだまだこれからも続いていきそうです。

「ドリーム★ネイバーズ」では叶えたい"夢"・出演者を大募集しています!

応募は、外国人でも日本人でも構いません!叶えたいこと、一緒にやってみたいこと、解決したいことなど、どしどしお寄せください。


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