ページの本文へ

  1. トップページ
  2. ハロー!ネイバーズ
  3. ドリーム★ネイバーズ「ご近所さんに防災知識を伝えたい」

ドリーム★ネイバーズ「ご近所さんに防災知識を伝えたい」

ハロー!ネイバーズ

2022年6月17日

「ドリーム★ネイバーズ」は・・・
既におとなりさんの存在、つまりネイバーズである東海北陸に住む外国人の夢の実現を応援する番組です。

セーサルさんたちが制作した避難所パンフレットはこちらから

※避難所の設備の一部は撮影取材時の段階の想定を含みます。

緑町住宅のニーズにあわせて情報を省略している部分があります。

番組を通して、住宅のご近所さんに防災知識(今回は避難所について)をピクトグラム入りのパンフレットを通して伝えることができたセーサルさんたち。
番組でもっと伝えたかったセーサルさんたちの防災への思いとは?

【エルナニ・セーサルさん】
セーサルさんたちの防災勉強会

愛知県西尾市で出会ったのはペルー出身のエルナニ・セーサルさん。生活する緑町住宅は外国とつながりがある世帯が6割いる多国籍な団地。2013年から住人の仲間とともに、防災知識を勉強する会を2か月に1回のペースで行ってきました。赤十字ボランティアを講師に迎え、地震が起きたときの初動やけが人の救護法、AEDの操作、備蓄の大切さなどを学んできました。

【救護法を学ぶ様子】

緑町住宅には、南米出身者が多く住んでいます。南米は地震が比較的少なく、災害に対する危機意識が低いと感じていたそうです。セーサルさんの母国ペルーは南米の中では地震が多いのですが、やはり避難所が平時から整備されている環境では無かったそうです。住宅内の防災勉強会では、日本の小学校の防災訓練で学ぶ「地震が起きたら机の下に隠れて頭を守る」ような基礎から勉強していきました。

セーサルさんが抱く、日本に対する恩返し

セーサルさんが日本に来たのは21歳のとき。ペルーの政情が不安定だったことから安定した収入を求めて、当時1歳と2歳の子どもたちを義理の両親に預け夫婦で来日しました。最初は3年だけのつもりでしたが、ペルーよりも安全で仕事もあることから、日本で新たに生まれた子どもも合わせて家族5人で生活するようになります。

【セーサルさんと子どもたち】

来日して18年後、セーサルさんは外国人としてはじめて住宅の自治会長を務めることになりました。そのころに発生したのが東日本大震災(2011年)。幼いときに体験したM7.7のペルー地震(1970年)を思い出し、さらに危機感を覚えました。高齢化が進む日本、また日本語の苦手な海外ルーツの住人が多い団地で、もし地震が起きたらみんなは自身の家族を守る力があるのか心配に。外国人・日本人問わず防災知識を勉強し共有することで力になりたい。日本で安心して生活し、自分たちを受け入れてくれたことに対する恩返しの気持ちがありました。

【緑町住宅での交流親睦会の様子】
[奥の黒Tシャツの男性がセーサルさん]
防災知識を身につけることは命だけでなく心も守る

セーサルさんと一緒に防災勉強会をひっぱるのは、ブラジルにルーツをもつ横山一男さん。外国人が避難したとき、受け入れてもらえるかを心配して活動に臨んでいます。
自宅付近の避難所であれば、知り合いもいるから安心感はある。しかし緑町住宅から離れたところで働いている人もいます。どこで災害に遭っても、自力で対応できたり、誰かの役に立てる知識を身につけたりすれば、海外にルーツをもつ自分や他の住人も疎外感を感じずにすむと考えていました。

【横山一男さん】
災害時に外国人からよく聞かれる悩み

災害時に外国人からよく聞かれる悩みを、一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事の田村太郎さんに聞きました。セーサルさん、横山さんが感じている不安を多くの外国人が感じていることが分かります。

セーサルさんの今後の夢

避難所で受けられるサービスが分からないという住人の声を聞いたセーサルさんたち。パンフレットを通して、緑町住宅の住人に伝えることができました。撮影後には、「地震体験車を使って住人に地震のリスクを体感してもらいたい」「消防団の消火訓練や救護訓練を体験してみたい」といった夢も語ってくれました。
防災知識をご近所さんに伝える思いに終わりは無いようでした。

問い合わせ先

避難所パンフレットで参考にしたピクトグラムをこちらからダウンロードできます。
豊橋創造大学 三輪多恵子教授HP(※NHKサイトを離れます)


ハロー!ネイバーズ 特設サイトはこちら

この記事に関連するタグ