2018年01月17日 (水)防災 これを!21 自宅の備蓄食料、これをそろえる!【石垣真帆】


ラジオ第1『夕刊ゴジらじ』で毎月1回お届けしている

「防災士・石垣真帆の 防災 これを!」

私が防災士として学んだ中から「これは覚えておきたい!」と特に感じたことを、

番組リスナーのあなたにお伝えしていくコーナー、

12月のテーマは、

 

「自宅の備蓄食料、これをそろえる!」

 

 

あなたは今、「備蓄食料」という文字を見て

「とりあえずアルファ米やインスタント麺などを思いつくまま買い込んであるから大丈夫!」

と思っていませんか?

 

 

いえいえ、それでは不十分!

いざという時に困ることになりますよ。

 

様々な被災地で支援活動に携わり、実際にたくさんの現場を見てきた、

NPO法人レスキューストックヤードの浦野愛(うらの・あい)さんから、

「現場で本当に必要だったもの」を教えていただきました。

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※まず、基本的なこと。
①今回テーマの「備蓄食料」とは、
「災害が起きたあと、自宅で過ごすために用意して、備蓄しておく食べ物」のこと。
(非常持ち出し袋に入れる、当座をしのぐ食べ物とは違う)

②備蓄品としての「飲み水」「食べ物」は、
 最低限「家族全員が1週間は過ごせる分」を用意しておく。
(南海トラフによる巨大地震では、食料が届くまで1週間かかるという予測もあります)

 

では、冒頭の、「アルファ米、インスタントラーメンを買い込んであるけど・・・?」

いったい、何が足りないのでしょうか?

 

ずばり、

「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」「タンパク質」などの栄養素

です

 

実際に、浦野さんは数々の被災地で

「過酷な状況を生き延びるために“食”は本当に重要」と感じてきましたが、

現実的には、米主体のレトルト食品やカップ麺を食べ続けて

体調を崩す人が大勢いるのだそうです。

しかも、配給される食料も、炭水化物メインの「いわゆる非常食」ばかり。

つまり、

自分で

「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」「タンパク質」を含んだ食品を用意していないと

健康を害する恐れがある、ということです。

 

 

では何を用意すればよいのでしょう?

具体的には・・・

乾物類 : ゴマ、乾燥わかめ、乾燥ひじき、ナッツ類、ドライフルーツなど

味噌梅干し(味付けのバリエーションにもなる)

サバ缶焼き鳥缶など

野菜のジュース缶やレトルト食品フルーツの缶詰

ビタミンのサプリメント            ・・・など

 

こんな風に、特別なものでなくてよいのです。

普段の食事でも登場するような、こうしたものを

1週間分そろえておく、

という感覚でよいのです。

特に、野菜は大事。

阪神淡路大震災発生後、避難所生活を送る人が「一番食べたい」と感じたものは

「野菜」だったという調査結果がありますが、

浦野さんに聞くと、

今の被災地でも、その意見は同じだといいます。

生野菜は無理でも、

せめて野菜のジュースやレトルトを口にするだけで違います。

 

 

ちなみに・・・

「備蓄食料」には、「分かち合う」ことで

被災後の近隣のコミュニケーションを円滑にする役割もあるのです。

実際に、被災地では、都市部であっても

「ご近所何軒かと分け合いながらしのいだ」という例が多くあるそう。

個々の家では少ない食材も、持ち寄ればそれなりの量になるし、

「食べ物を分け合う」ことから、「助け合って支え合う」環境が生まれていきます。

 

あなたの家の備蓄食料、今すぐチェック!

「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」「タンパク質」の

栄養素が足りなければ、

買い足しておきましょう!!

投稿者:石垣 真帆 | 投稿時間:17:30


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