2017年10月06日 (金)防災これを!⑱「活火山、守るべき四か条!」【石垣真帆】


ラジオ第1『夕刊ゴジらじ』で毎月1回お届けしている
「防災士・石垣真帆の 防災 これを!」。

私が防災士として学んだ中から「これは覚えておきたい!」と特に感じたことを、
番組リスナーのあなたにお伝えしていくコーナー、
9月の放送は・・・ 

「活火山、守るべき四か条!」

 

 「火山」と聞いても「自分には縁遠い」と思う方、
多いかもしれませんが・・・

日本には、現在活動していて噴火の可能性がある山=活火山が
2017年9月現在、全国で111もあります。
(『夕刊ゴジらじ』の放送エリアでいうと、
3年前の9月27日に噴火した「御嶽山」のほか、
「焼岳」「乗鞍岳」「白山」なども実は活火山!)

紅葉シーズン、「山に紅葉を見に行こう!」と出かけたら、
実はその山が活火山だった、ということも十分あり得るのです。


そんなことも踏まえて、あなたにぜひ守ってほしい四か条とは・・・

 

一.登ろうとしている山が「活火山」かどうか、調べるべし。

二.その山の現在の状況が安全であっても、噴火に備えた準備は必ずすべし。

三.登りながらも、常に最新の情報を入手すべし。

四.噴火したら、状況に応じて素早く「隠れる」or「逃げる」べし。

 

 

では、順番に説明していきますよ。

 

 

一.登ろうとしている山が「活火山」かどうか、調べるべし。

「その山が活火山かどうか」ってどうやって調べるの?

名古屋大学 地震火山研究センター長の山岡耕春教授に伺いました。

▼初心者でもわかりやすいのが、気象庁のHP
▼「警戒レベル」が低くても、必ず「解説情報」を見て、活動状況を確認すること

 (「警戒レベル」は実際に噴火しないと上がらないことが多い!)

 

 

二.その山の現在の状況が安全だとしても、噴火に備えた準備は必ずすべし。

「登ろうとした山が活火山だった!」⇒「でも活動状況を調べたら安全だった」としても、
噴火に備えた準備は必ずして登ってください。
なぜなら、前兆現象が全く無いまま噴火する火山もあるからです。
噴火レベルが低く、目立った活動がない山でも、安心してはダメ!です!

具体的には、
▼登山届は必ず出す

 (逃げ遅れた時に探してもらえる可能性が高くなる)
基本的な登山装備は当たり前、特に大事なのが、
 ・登山用のヘルメット(頭を確実に守る)
 ・大き目のリュック(首や背中を守る)
 ・タオル(水を含ませて口を覆う)
 ・ライト(火山灰で暗くなった時に役立つ)

 

 

三.登りながらも、常に最新の情報を入手すべし。

登山中は、携帯電話の電池を消耗しないように電源をオフにすることもあると思いますが、
▼火口や山頂に近づいたら、電源を入れて情報が出ていないかチェックする
これを忘れないようにしましょう!

※岐阜県が出している「火山防災マップ」(御嶽山・焼岳・白山・乗鞍岳)には、
 携帯電話が通じるエリアも記されています。
 (このマップはHPからもタウンロードできます。)

 

 

四.噴火したら、状況に応じて素早く「隠れる」or「逃げる」べし。

具体的には、
▼噴石が飛んで来たら、大きな岩などの陰に隠れて体を小さくして、頭・首の後ろ・背中を守る
▼火山灰のみの場合でも、噴石が飛んでくる可能性があるため、上記のとおり
▼臭いがしてきたら有毒ガスの可能性!濡れタオルを口にあてて早く逃げる

 

 

最後に。
前出の山岡耕春教授は
「危険に十分備えたら、火山は楽しむことができる場所。
 事前にその火山の特徴を学んでおけば、防災に役立てられるだけでなく
 地形や石の種類などを観察して、火山自体を楽しむこともできる。
 学んだ知識を、実際に見て味わう・・・まさに「ブラタモリ」!!

ともおっしゃっています。

四箇条をしっかり守ったうえで、山の楽しさを満喫しましょう。

 

投稿者:石垣 真帆 | 投稿時間:19:00


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