2017年04月28日 (金)防災 これを!⑬ 揺れたらすぐに「頭を守るポーズ」を!【石垣真帆】


ラジオ第1『夕刊ゴジらじ』で毎月1回お届けしている

「防災士 石垣真帆の 防災 これを!」

私が防災士として学んだ中から「これは覚えておきたい!」と特に感じたことを、

番組リスナーのあなたにお伝えしていくコーナー、

3年目に入りました。

 

正直なところ、「防災」と聞くと、

「なんか面倒~~~」な感覚を持つ方がほとんどだと思います。

そんな中でも、

ピンポイントに、しつこく、言い続けていたら

それがあなたのどこかに残って、いつか身を守る助けになるはずだ!!!

そう信じて、えっちらおっちら毎月テーマを絞って2年続けてきました。

少しでも「自分ごと」として捉えてもらえるような、

あるいは「家族を守る為だったら・・」と思ってもらえるような、

そんな放送を、今年度も目指して、またえっちらおっちら進んでいきます。

 

というわけで3年目の初回、4月24日放送回のテーマは、

初心に戻って、あなたに伝えたい一番大事なこと。

すなわち、「命を守るための、基本中の基本の行動」についてでした。

それは・・・

 

 

「揺れたらすぐに 頭を守るポーズを!」


こんなポーズです。

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立っている状態からの動きを分解すると・・・

①    地面に正座をする  ※膝が痛い人は、体育座りでも大丈夫です。

②    上体を前にペタンと倒して、ももと胸をくっつける

  (重心が高いと揺れで転ぶので、なるべく低く伏せる)
 
③    手は、両肘をついて、手のひらをできるだけ広げて、
   頭蓋骨全体、特に後頭部と首の後ろは必ず覆う 

④    頭をなるべく中に入れて(おでこが膝にくっつくぐらい)、じっとする



これが、頭を守るのに一番効果的なポーズだとされています。

(もちろん、近くに机の下など身を隠す場所があるのなら、そっちにさっさと潜り込んでください!)

 

「シェイクアウト」とも呼ばれているこのポーズ、

これ自体は簡単なようですが・・・

実はトラップがあります。

!!! 慣れていないと、いざ揺れた時にパニックになって、すぐにこのポーズを取れない

!!! しかも、揺れで一度態勢を崩すと、なかなかこのポーズを取れない
  =
無防備な状態のまま、上から物が落ちてきて怪我をする

ことになり兼ねないのです。

 

だから、普段から、上記①~④までの動きを、繰り返し練習しておくことが

大事なのです。

 

 

・・・・と言われても、まぁ、きっと、なかなか練習なんてしないですよね。

 

でも。

子ども達は、やっています。

 

今、教育現場、とりわけ幼児教育の現場で、防災教育の一環として

このポーズを「ダンゴムシのポーズ」として教えて、繰り返し練習する、

という動きが広がっているのです。

名古屋市南区ではすべての民間の保育園で取り組んでいる、と聞き、

その内の1つ「明治保育園」にお邪魔してきました。

 

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副園長の浦田陽子先生の、

「くるり~ん!ダンゴムシ~!!」という掛け声で、

みんな上手に ダンゴムシになって10秒じっとします。

後頭部と首の付け根も、しっかり守れています!

すばらしい!!

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浦田先生は、

「今は意味がわからなくても、“いざという時はこうやるんだ”って

 とにかく体に覚えさせることが大事だと思って続けている。

 三つ子の魂 百まで、というように、

 この先、小学校、中学校にあがってこのポーズをやらなくなっても、

 体のどこかで覚えていて、危険な時にとっさに動いて、

 命を守れたらいいと思う」

と話してくれました。

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実際に、名古屋市港防災センターでは、

地震体験装置にやってくるお客さんの傾向として

大人は揺れるとぼう然として身動きとれなくなるケースが多いのに対して

子ども達は、揺れたらすぐに身を守るポーズをとることができる

ということもあるようです。

 

何度も何度も繰り返して、体に覚え込ませる、

大事なことです。

 

子ども達ができているんですから、大人の私達もやりましょう!!!

 

いざという時に、まずは自分の身を守れないと、

大事な人の命も助けられませんよ。


※ちなみに、1年前に掲載したブログ ⇒ こちらをクリック!
 同じテーマですが、ちょっと違う角度からの情報も載せていますので、ぜひ!

 

 

 

投稿者:石垣 真帆 | 投稿時間:14:56


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