2017年03月06日 (月)防災 これを!⑪ 住宅用火災警報器の点検を!!【石垣真帆】


ラジオ第1『夕刊ゴジらじ』で毎月1回お届けしている

「防災士 石垣真帆の 防災 これを!」

私が防災士として学んだ中から「これは覚えておきたい!」と特に感じたことを、

番組リスナーのあなたにお伝えしていくコーナーです。

2月27日放送回のテーマは、

「住宅用火災警報器の点検を!」


住宅用火災警報器(煙検知式)↓
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元名古屋市消防局の職員で、

現在はあらゆる防災のアドバイザーとして講演活動をされている

吉村隆さんとお伝えしました。

 

 

あなたはご存知でしたか???

 

住宅用火災警報器は、

「つけただけで安心!」

ではないのです。

自分で点検していないと、いざという時に作動しない可能性があるのです。


・・・なぜか?

 

 

電池が切れている

電子部品が劣化している

ほこりが入ってセンサーの感度が鈍っている

ことがあるからです。


住宅用火災警報器の設置義務化から11年。

リチウム電池や部品の寿命は10年ほどなので、

そろそろそんな可能性が出てきているのです。

(ちなみに、愛知・岐阜・三重で、

  2015年までの5年間に発生した火災のうち、
 
 住宅用火災警報器が作動しなかった件数は、73件。

 電池切れや、ほこりが入ってセンサーの感度が鈍ったことなどが理由と

 考えられるそうです)

 

★★ ここでちょっと整理 ★★

「住宅用火災警報器」というのは、これ。

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▽戸建ての家や、
 延べ床面積500平方メートル未満の小規模な集合住宅で、
 その家に住む人が自分で設置するもの。

警報停止用の ボタンや 紐 がついています。
   ココ↓
 botanjutakuyokasaikeihouki.jpg botanhimoP1140282.JPG 

平成18年6月1日からは
新築の住宅での設置が義務付けられたので
それ以降に建てられた住宅には最初から取り付けられていますが、
平成18年5月31日以前に建っていた 
戸建てや小規模な集合住宅では、
自分で取り付ける必要があります

 

■一方で、
 延べ床面積500平方メートル以上の集合住宅の部屋に
 ついているのは、
「自動火災報知機」の「感知器」

P1140312.JPG

▽これは電源からつながっているので電池切れの心配はないし、
 6ヶ月に1回 業者が点検しているので、自分での点検は不要です。
▽警報停止用のボタンや紐など、
 自分で操作できるものはついていません。

 

両者の見分け方は簡単!
「ボタンや紐がついている」のが、住宅用火災警報器 です。

この住宅用火災警報器の点検をしましょう!というのが
今回のお話です。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 

 

では、

この「住宅用火災警報器」が正常に機能しているかの点検は、

どうしたらいいのか?

 

警報停止用のボタンを押してみる

または

紐をひっぱってみる

 

これで

「正常です」という音声や「ピピピ」などの音がしたら

ちゃんと機能しています。

(警報器によって音は違います)

 

もし、何も反応が無かったら、

正しく機能していないことになります。

 

その際は、1個だけでなく、

家の中に設置してある全ての警報器の電池を

替えるようにしましょう。

また、前述したように、設置から10年経った警報器は

部品の劣化も考えられるので、

警報器そのものを新しいものに取り替えるようにしてください。

 

※ちなみに、警報停止用のボタンや紐がないタイプ

(=自動火災報知機の感知器=自己点検の必要なし)は、

絶対に触らないようにしてください。

どこかにテストボタンがあるかな?など触っているうちに

熱を感じたり、ホコリが入って「煙感知」となったりして

本当に作動してしまうことがあります。

 

 

住宅火災で死亡する原因のおよそ6割は、「逃げ遅れ」。

特に、夜寝ている時などは、

煙や熱にいち早く反応して大きな音を出して知らせる警報器の役割は

とても大きなものになります。

 

また、煙が上がった時点ですぐに感知して知らせてくれれば(煙検知式の警報器)、

ボヤ程度で消し止めることができます。

 

「大きな音が出たので隣家の人が通報して大事に至らなかった」

というケースもあります。

 

 

住宅用火災警報器、あなたの家には取り付けてありますか?

正常に動くか、確めてありますか?

 

大切な命や家財を守るために、もう一度見直してみてください。

 

 

投稿者:石垣 真帆 | 投稿時間:12:05


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