2016年12月02日 (金)「防災 これを!⑦」直下型地震 続く揺れに備える【石垣真帆】


ラジオ第1『夕刊ゴジらじ』で毎月1回お届けしているコーナー、

「防災士 石垣真帆の 防災 これを!」

私が防災士として学んだことの中から「これは覚えておきたい!」と特に感じたことを、

番組リスナーのみなさんにお伝えしていこうというものです。

10月31日放送回のテーマは、

「続く揺れに備える!」でした。

 

ことしは4月に熊本で、10月には鳥取県中部で、活断層による直下型地震が発生。

いずれも激しい揺れが襲ったあと、大きな揺れが繰り返されました。

 

こうした地震、
この東海地方でも起こる可能性は十分あるんです。

 

現在、全国の活断層のうち国が警戒している主なものは100近くで、

東海地方にはそのおよそ4分の1が集まっているとされています。

さらに1891年には

世界で最大規模の活断層による濃尾地震が起きているように、

東海地方では
熊本地震よりもはるかに強い直下型の地震が起きて、
その後も とても強い揺れが何度も続く可能性がある

と言われているのです。


活断層による地震は、

揺れている時間は10秒から20秒と短いけれど、

その間は、何もできないほどの激しい揺れ。

「その短い時間で命を落とさないための備えを、しっかりしておく」ことが

大前提になります。

ということで、まずは

住宅の耐震化、大きな家具の固定をしておくこと。

家の中だけでなく、ブロック塀なども。

崩れると、巻き込まれて人が亡くなったり、道を塞いで逃げられなくなったりします。

崩れないように対策してください。

 

その上で、

「最初の揺れで命を守った後に、身を守る行動をとる」

ことも、身を守る上で大事なポイントになります。

①まずはガスの元栓を閉める、石油ストーブを消すなど、
 火事を起こさないようにする。

②家の中の確認
 壁の亀裂、柱のゆがみ等をみつけたら
 次の大きな揺れで倒壊する可能性もあるので避難する。

 (自宅が安全なら避難の必要はありませんが、
  周りで「ガスの臭いがする」「煙が見える」場合は、
  火災の危険があるから避難しましょう)

 

 

そうして避難したら「それで安心」ではありません。

 “ちょっと逃げてきたつもり”でも、強い揺れが続いて

なかなか家に戻れない可能性があります。

避難所もすぐ開設されるとは限りません。

だから、「1日、せめて1晩、身を守るもの」を持って逃げてください

寒さ対策
 薄いアルミシート、新聞
▼ライト
 家に留まっても停電に備えて必要です
携帯トイレ
 ポケットティッシュぐらいの大きさに畳まれた軽いものもあります
    家に留まっても断水に備えて必要です
▼作業用手袋
   避難の途中でガレキをどけるために必要  
その他、個人の生活に欠かせないもの
 常に服用している薬など 
 ※メガネのスペアや、入れ歯などは寝る時は枕元に。

これらをまとめて、
パッとつかんで持って出られるような場所に置いておきましょう。


こちらもぜひ
===防災士・石垣真帆の 「防災 これを!」シリーズ===  

⑧大掃除のついでに非常持ち出し品を見直そう(2016年11月30日放送)
・⑥ぎんさんの娘さんたちから学ぶ 防災の知恵(2016年9月29日放送)
・⑤大雨による水の被害から身を守る!(2016年8月29日放送)
・④雷川柳で身を守ろう(2016年7月28日放送)
・③土砂災害 危険なポイント見分け方(2016年6月30日放送)
・②"時間稼ぎ"で命を守る!寝室の家具固定(2016年5月31日放送)
・①身を守るとっさの行動(2016年4月27日放送)

 

投稿者:石垣 真帆 | 投稿時間:13:27


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