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2018年9月14日(金)

米島予報士

台風20号、21号は本州に上陸し、特に21号は四国から近畿地方に大きな被害をもたらしましたが、台風22号は西日本や東日本に接近する予想はありません。これは太平洋高気圧が日本付近に張り出しているからです。週末から来週初めにかけても高気圧に覆われた状態が続きますが、対馬海峡から朝鮮半島付近に秋雨前線が停滞した状態が続く見込みです。前線に向かって湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になりやすいでしょう。

連休のポイントです。連休中は、どんよりと雲が広がることはなさそうで、あす土曜日も晴れ間が出るでしょう。ただ、土日は天気の急変に注意が必要です。月曜日は連休の中では一番晴れ間が多いと思います。また、全般に南よりの風で、湿った空気の影響を受けやすくなります。湿度が高く、むしむし・ジメジメした状態が続きます。屋外での運動や作業などは、まだまだ熱中症に注意が必要です。お弁当を作ってお出かけの予定がある方は、保冷剤、保冷バッグなどを使用するようにしましょう。

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2018年9月7日(金)

米島予報士

この週末の主役は秋雨前線です。秋雨前線は、太平洋高気圧と大陸の高気圧の境目に出来る前線で、夏と秋を分ける前線です。秋雨前線の雨は、九州北部ではシトシトと降ることが多いのですが、台風が接近すると、前線の活動が活発になり、大雨になることがあります。今週末はこのパターン(熱帯低気圧の北上)に似たような形をとるため、雨の降り方に注意が必要です。また、来週にかけて、しばらく曇りや雨の日が多く、秋の長雨のシーズンに入ったと言えます。

最後に1か月予報も確認しておきます。気温は、ほぼ平年並み。降水量は、平年より多い予想です。日照時間は、平年並みか平年より少ないでしょう。厳しい残暑は収まり、季節は順調に進みそうですが、すっきりとした秋晴れの日は少ない見込みです。季節の変わり目です。体調管理にお気をつけ下さい。

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2018年8月31日(金)

米島予報士

今週火曜日、今月9つ目になる台風21号が発生しました。来週にかけての台風の動きに注意が必要です。9月1日は「防災の日」です。台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、それらの災害に対する心構えを準備する日とされています。防災週間もあり、きのうから来月5日までです。では少し防災についてみておきたいと思います。

備蓄の心得です。Q備蓄はどれくらい必要か?大きな災害が発生したとき、72時間は生存者の救助が優先されます。物資などの配給が本格化するのはそれ以降と言われています。食料は最低でも1人3日以上を備えておきましょう。Q何を備蓄?長期的に保存するものと、普段から使うものを分けておくと便利です。普段から食べているものを多めに買っておき、食べたらその分買い足す方法もあります(ローリングストック)。

避難の心得です。Qいつ避難?各自治体から発表される避難情報を取れるようにしておいてください。「避難指示(緊急)」はまだ避難が済んでいないとき、ただちに避難することとしています。そして、明るいうちに。また自らの判断で早めに避難することも重要です。Qどこに避難?ハザードマップ等で確認をしておきましょう。避難場所・避難所違いがあります。避難が困難な場合は、自宅の部屋・位置などできるだけ安全な所を確認しておいてください。まだまだ防災についてできることはたくさんあります。もう一度、防災について皆さんで考えてみてください。

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2018年8月24日(金)

米島予報士

今週は台風19号、20号ふたつの台風が日本に接近し、きのうは台風20号が四国に上陸しました。先週は台風15号が九州に上陸しています。

台風は一年でおよそ26個発生します。7月〜10月が一年で最も発生が多い時期です。今年、これまでの台風の発生数を見ると、6月から発生が多くなり、8月には8個の台風が発生しています。この夏は例年に比べて発生が多いことが分かります。

なぜ今年は多いのでしょうか。それは今年の夏の猛暑、西日本豪雨にも関係があります。まず、今年は夏の高気圧の緯度が高く、相対的に日本の南海上が気圧が低い場所になって、上昇気流が発生しやすくなっているからなんです。そして、西からの湿った空気の流れ込みが例年より強く、雲ができやすくなっています。また、海面水温も高い。このように、今年は発生しやすい条件が重なっています。高気圧の緯度が高いのは、ヨーロッパから日本付近への風の流れも関係しています。

来週には9月に入ります。9月の台風の特徴です。8月と比べると迷走しにくく、日本付近を弧を描くように進みます。これは日本付近で偏西風が強まってくるためで、台風が進むスピードも速くなります。まだまだ海面水温が高く、大型化しやすいのも特徴です。秋雨前線を刺激して大雨になることもあります。9月も台風に警戒が必要です。

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2018年8月10日(金)

米島予報士

今年、これまで台風の発生が平年より多くなっていますが、台風は北西太平洋または南シナ海に存在し、最大風速がおよそ17メートル以上の熱帯低気圧のことを言います。台風の仲間である大型の熱帯低気圧は世界の色々な所で生まれていますが、大西洋などに存在すると「ハリケーン」、インド洋や南太平洋に存在すると「サイクロン」と呼びます。

台風が日本に近づくとき、「接近」や「通過」、「上陸」などの言葉を使いますが、これには定義があります。台風の中心が国内のいずれかの気象官署など300キロ以内に入った場合は「接近」。小さい島や半島を横切って短時間で再び海に出る場合は「通過」です。県内では対馬や壱岐、五島は通過すると言います。上陸は台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を言います。

台風は1年間でおよそ26個発生し、そのうち11個が接近し、3個が日本に上陸しています。今年これまで、14個の台風が発生し、7個の台風が接近し、そのうち1個が上陸しています。台風は発生・接近・上陸とも、これから10月にかけてが最も多くなります。台風シーズンはこれからです。日頃からの備えをしておきましょう。

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2018年8月3日(金)

米島予報士

7月のまとめです。まず雨からです。長崎市では381.5ミリの雨が降りました。平年のおよそ1.2倍でした。1mm以上の雨日数は9日で、100mm以上の雨日数は2日。7月上旬には西日本で記録的な雨が降りました。台風の発生数は5個で、これも平年より多くなりました。台風12号は日本付近を西寄りに進み、異例のコースとなりました。九州北部の梅雨明けは7月9日で、梅雨明け以降は、しばらく夏空が続きました。

気温と日照時間です。長崎市の平均気温は28.2度で、平年と比べて1度ほど高め。日照時間は239.7時間で、これも平年より多くなりました。晴れた日も22日ありました。梅雨明け以降はほとんど晴れていたことになります。県内は各地で気温が上がり、最高気温35度以上の猛暑日日数は、島原市で11日、佐世保市は7日もありました。県内は猛暑日が続出し、異例の暑さとなりましたが、全国的にも気温が高く、埼玉県熊谷市は最高気温が41.1度と全国の暑さの記録を更新しました。

大雨と猛暑、異例の台風と、これまでにない7月でしたが、きのう発表された1か月予報で8月の天気を確認します。気温は平年より高め。降水量はほぼ平年並み、日照時間は平年並みか多い見込みです。 今月も夏空が広がる日が多く、厳しい暑さが続きます。8月の暦も確認しておきます。7日は二十四節気の「立秋」。暦の上ではもう秋の始まりです。「暑中見舞い」が「残暑見舞い」になります。23日は暑さが収まる頃という「処暑」。ただ、秋とは名ばかり、今年の8月も今のところ、暑さが収まる気配はありません。熱中症には引き続き警戒が必要です。

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2018年7月20日(金)

米島予報士

きょうは夏の土用の入りです。土用は、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間のことを言い、一年で4回あります。夏の土用は、きょうから8月7日・立秋の前日までです。夏の土用は一年で最も暑い時期で、来週の月曜日は二十四節気の「大暑」です。土用の丑の日にはウナギを食べる習慣がありますが、きょうがその丑の日です。そして、今年は8月1日も丑の日です。栄養がある食べ物で、夏バテを防ぎたいですが、今年はすでに暑さが前倒しできています。

梅雨明け以降の最高気温を見てみると、長崎県内多くの地点で30度以上の真夏日が続いています。島原市は梅雨明け以降、すで4回も35度以上の猛暑日が観測されています。梅雨明け以降、県内のアメダス観測地点では1ミリ以上の雨も観測されていません。

夏は始まったばかりですが、この暑さはいつまで続くでしょうか。きのう九州北部には「高温に関する異常天候早期警戒情報」が発表されています。来週もかなりの高温が予想されています。そして、1か月予報でも来月にかけて気温は平年より高い見込みです。まだまだ暑さが続きそうです。

最後に熱中症対策です。熱中症は予防が大切です。屋外では日陰を利用し、帽子や日傘を使いましょう。水分補給はこまめにお願いします。そして、暑い日は無理をしないで、みんなで声を掛け合ってください。室内でもカーテンなどで強い日差しを遮ったり、エアコンなどで室温が暑くなりすぎないようにしてください。喉が渇く前に水分を定期的に摂ることも大切です。

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2018年7月13日(金)

米島予報士

7月6日は県内に初めて大雨特別警報が発表され、西日本を中心に記録的な大雨となりましたが、週が明けて今週9日(月)、九州北部の梅雨明けの発表がありました。平年と比べて10日早く、去年より4日早い梅雨明けとなりました。

今年の梅雨の傾向を振り返ります。今年、九州北部は5月28日に梅雨入りをしました。平年より8日早く、去年と比べると23日も早い梅雨入りでした。今年の長崎県の梅雨は大きく5回、雨のピークがありました。梅雨前線の位置によって、降水量も多くなりました。19日から20日は大雨になりましたし、30日頃は対馬地方などでかなり降水量が多くなりました。また、7月3日は台風7号の北上に伴い、雨や風が強まりました。そして、5日〜6日は梅雨前線が西日本付近で活発になり、県内は記録的な大雨になりました。長崎県を初め西日本には特別警報が発表され、大きな被害も出ています。この雨を気象庁は「平成30年7月豪雨」と名付けました。長崎市のこの梅雨の降水量は636ミリで平年の約1.5倍でした。1度に降る雨の量が多かったのが特徴で、梅雨の中休みも時々ありました。平均気温は平年より高い日が多く、特に6月後半からはかなり蒸し暑くなりました。

「梅雨明け10日」という言葉があるように、今週は晴れて厳しい暑さが続きましたが、きのう発表された1か月予報で、このあとの天気傾向を見てみます。向こう1か月、気温は平年より高く、降水量は平年並みか平年より少ないでしょう。日照時間は平年より多い見込みです。熱中症、急な雨、紫外線には十分な注意が必要ですし、これから秋にかけては熱帯低気圧・台風の発生にも注意が必要です。

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2018年6月22日(金)

米島予報士

先日、「米島気象予報士に聞いてみよう!」のコーナーにお便りが届きましたので、きょうはその質問からお答えしようと思います。風を目測する目安として風力階級表というものがあります。風速0.3m/s未満で煙はまっすぐに伸びます。風速0.3m/s以上1.6m/s未満で風向きが煙のなびく様子から分かります。風速がそれ以上になると煙は水平になびきます。煙突の煙は比較的風が弱くてもなびくんですね。長崎県の強風注意報と暴風警報についてです。強風注意報は平均風速10m/s〜12m/sの風が予想されるときに発表されます。風速10m/sは風に向かって歩きにくい吹き方です。暴風警報は平均風速20m/sで発表され、風速20m/sは何かにつかまっていないと立っていられないくらいの風になります。

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2018年6月15日(金)

米島予報士

俳句で春は「日永(ひなが)」。夏は「短夜(みじかよ)」。秋は「夜長(よなが)」。冬は「短日(たんじつ)」と表現します。夏の季語は短夜のほか、「明易し」「明急ぐ」などもあります。枕草子では「夏は夜。」ということで、清少納言も夏は夜の感じが良いねと言っています。この時季、大雨などでこういった話題ができないのですが、今のところ、九州北部は週末から来週初めにかけて大雨の予想がありません。空をぼんやり眺める余裕があるかもしれません。

あす16日は月が金星に接近します。金星は宵の明星とも呼び、明るい星です。あすの夜、南西の空を見上げると、金星に細く輝く三日月が近づきます。金星と三日月が浮かび、美しい眺めとなりそうです。月をよく見ると、影の部分がうっすらと光るようすを見ることができるかもしれません。地球から反射した光が月の影の部分を照らすために起きる現象で、「地球照」と呼ばれています。なお、来週は月が木星と、再来週は月が土星に接近する天体ショーが見られます。大雨シーズンですが、梅雨の晴れ間を期待したいですね。

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2018年6月8日(金)

米島予報士

6月に入り晴れの天気が続いていたのですが、今週中頃から梅雨空が戻ってきました。また、今週中頃からフィリピンの東海上に熱帯低気圧の雲がまとまっていましたが、きょう午前3時に台風5号に発達しました。

熱帯低気圧は台風の卵と言われますが、文字どおり熱帯や亜熱帯の海上で発生する低気圧です。暖かい海からの大量の水蒸気をエネルギーにしています。中心付近の最大風速が17.2メートル未満を熱帯低気圧と呼びますが、発達して最大風速が17.2メートル以上になると台風になります。熱帯低気圧と台風の違いは、この最大風速の違いです。熱帯低気圧でもたくさんの湿った空気を持っているため、近づいてくるときは十分な注意が必要です。

この時季、天気図上に梅雨前線と台風・熱帯低気圧がある時は注意が必要です。私たちがよく使う表現として「梅雨前線+台風=大雨」があります。台風の湿った空気が梅雨前線の活動を活発にするからです。ここでの注意点は台風が遠く離れていても注意が必要ということ。そして、梅雨前線の影響で雨が降っているところに、南から台風がゆっくり近づく時は、更に雨の降り方が強まる恐れがあるため警戒が必要です。

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2018年6月1日(金)

米島予報士

5月28日、九州北部は平年より8日早く梅雨入りしました。去年と比べて23日も早い梅雨入りです。九州北部は早くも雨の季節の到来です。1か月予報では6月の降水量は、平年並みか平年より多い予想です。今年は梅雨前半から大雨に注意が必要です。

梅雨の語源ですが、梅の実が熟す頃に降る雨ということで「梅雨」。中国から伝わった言葉です。日本では旧暦5月に降る雨で「五月雨」とも呼びますが、江戸のころから梅雨と呼ばれるようになったと言われています。「栗(くり)の花が落ちる」と書いて、何と呼ぶでしょう?これで「つゆり」と言います。栗(くり)の花は梅雨の時期に落ちるため、こう呼ばれている言われています。

なぜ梅雨入りを発表するのでしょうか。大雨災害に対して防災の意味があります。そして、この時期の雨は農業用の水などを蓄える重要な雨という意味もあります。また、社会的にも関心の高い事柄でもあるので、発表をおこないます。

梅雨に入ったからと言って、毎日雨が降るわけではありませんが、これからは日々の天気に注意したいものです。防災対策は色々ありますが、五感を働かせることも大切です。「視覚」雨の降り方や自宅周辺の川や崖など、危険な場所を普段から確認するようにしましょう。「聴覚」雨の音や風の音に気を付けてください。大雨は必ずを言っていいほど激しい雷を伴います。「臭覚」ガス漏れのような臭いがするときは川の上流で土石流が起きている恐れがあります。「触覚」日頃から近所との触れ合いを大切にしておきましょう。そして、「味覚」非常用の食料などの準備もしておきましょう。

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2018年5月25日(金)

米島予報士

きょうは気象庁が発表している天気予報の種類について確認したいと思います。府県天気予報は、おおむね2日先までの予報で、毎日5時、11時、17時に発表されます。寒いか暑いか、外出の時間に傘は必要かどうかなど、日々の生活の目安になります。府県週間予報は、毎日11時ごろと17時ごろに発表されます。季節予報には1か月予報、3か月予報、異常天候早期警戒情報、暖候期予報、寒候期予報があり、1か月予報は毎週木曜日ごろ、3か月予報は毎月25日ごろに発表されます。1か月予報、3か月予報は、その期間の毎日の天気を予想するわけではなく、予報期間の大まかな天候を確率で表します。予報が発表される日や時刻を知っておくと、常に最新の予報で行動できるようになります。

きょうは25日なので、気象庁から発表された3か月予報を確認したいと思います。予報期間は6月から8月で、この夏の天気になります。気温は6月が「ほぼ平年並み」、7月は「平年より高い」、8月は「平年並みか高い」見込みです。降水量は6月が「平年並みか多い」、7月は「平年並みか少ない」、8月は「ほぼ平年並み」の見込みです。3か月予報では『この日に大雨が降る』ということまでは分かりませんが、今年は梅雨の早い時期から大雨の恐れがあります。一方、7月前半は平年より曇りや雨の日が少ない予想のため、梅雨明けは早いかもしれません。ただ、今年も7月〜8月は暑い日が多いでしょう。1週間後は6月で、九州北部も梅雨入り間近です。早め早めに大雨への備え、確認をしておいてください。

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2018年5月18日(金)

米島予報士

きょうは前線の影響で曇りや雨となり、「梅雨のはしり」となっています。「梅雨のはしり」とは、5月中旬から下旬頃の梅雨のようなぐずついた天気のことを言います。梅雨のはしりは毎年現れるわけではないのですが、梅雨の前の雨で「迎え梅雨」。卯(う)の花が咲く時期の雨で「卯の花腐し(うのはなくたし)」とも呼びます。

今年、これまでの前線の活動は、例年と比べて特徴的なところがあります。左は今月8日・火曜日、沖縄が梅雨入りした時の天気図です。前日7日は奄美も梅雨入りしています。沖縄付近から本州の南海上に延びる前線が梅雨前線になります。右はきょう午前9時の天気図です。前線が九州の北に延びています。沖縄は晴れ間が出て、梅雨らしくない天気となっています。例年、5月上旬から中旬のこの時期、前線は沖縄付近に停滞することが多いのですが、今年は大陸から朝鮮半島、その後、九州へ南下することが多くなっています。来週中頃も前線が九州を南下する予想です。梅雨のはしりの雨に注意が必要です。

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2018年5月11日(金)

米島予報士

今年の大型連休は比較的天気に恵まれましたが、6日・日曜日〜8日・火曜日はしっかりと雨が降りました。奄美から沖縄は、今週はじめに梅雨入りしました。きょうは、まず4月〜5月にかけての県内の雨を見てみます。先月4月23日〜24日、対馬市厳原は2日間で200ミリ近い雨を観測するなど、県内各地でまとまった雨が降りました。4月14日や4月6日にも50ミリ前後の雨を観測しています。今年の4月〜5月前半にかけての「1ミリ以上の雨の日数」は平年の半分ぐらいだったのですが、降水量は平年より多くなっています。これは一度に降る雨の量が多かったと言えます。

この先の一か月予報を見てみます。気温は「平年より高く」、降水量は「平年並みか平年より多い」、日照時間は「平年並みか平年より少ない」見込みです。しばらく天気は周期的に変わりますが、今月下旬からは曇りや雨の日が多くなる見込みです。九州北部の梅雨入りの平年日は6月5日で、まだ一か月ほどありますが、雨の降り方に油断は出来ません。

「備えあれば憂いなし」ということで、災害への備えは早めにしておいたほうがいいかもしれません。「防災グッズの準備」。ひとまず日頃から自宅で利用している物を少し多めに備えるだけでもいいと思います。「気象情報の入手方法」。気象庁のHPや自治体が発表する避難情報など、すぐに調べられるようになっておくと良いです。晴れた日には家のまわりの点検や掃除をしておきましょう。そして、日頃のコミュニケーションです。家族の話し合いはもちろんですが、近所の人とも助け合える環境を作っておきましょう。

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2018年4月27日(金)

米島予報士

きょうは大型連休の天気を見てみましょう。まず、過去10年で大型連休中に長崎で1ミリ以上の雨が降った日数を調べてみました。2012年や2015年など多い年は4回雨が降っていますが、平均すると毎年1〜2回、雨が降っていることが分かります。連休中、ずっと晴天が続くことはないようです。大型連休の頃は高気圧と低気圧が交互に通過し、天気が周期的に変わる季節です。ひと雨の量も増えてくる時期なので、雨の降り方にも油断できません。

今年の天気の傾向を見てみましょう。今年の大型連休は、前半は天気に恵まれますが、後半は天気がぐずつく日がありそうです。今のところ、2日頃は低気圧や前線の影響で雨が降るでしょう。気温は平年より高い日が多いでしょう。晴れた日は汗ばむ陽気になりそうです。お出かけの際は紫外線に注意が必要なのはもちろん、屋外での運動などは熱中症にも十分注意をしましょう。また、空気が乾燥しやすい時期です。バーベキューなどをする際には、火の取り扱い・火の後始末はしっかりとおこなってください。潮干狩りを予定されている方もいらっしゃると思いますが、潮の条件が良いのは連休前半です。

最後に一か月予報も確認しておきましょう。5月後半にかけての天気です。気温は平年より高く、降水量・日照時間はほぼ平年並みの予想です。5月は天気が周期的に変わる見込みですが、後半は梅雨のはしりも現れそうです。だんだん蒸し暑い日も出てきますので、熱中症にも引き続き注意が必要でしょう。

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2018年4月20日(金)

米島予報士

きょうは二十四節気の「穀雨」。春雨が百穀を潤し、芽を出させる頃という暦です。農家にとって種まきなど農作業を始める目安になります。穀雨は、春の最後の暦で、次の二十四節気は5月5日「立夏」。暦の上では早くも夏の始まりです。晩春の季語に「夏近し」「夏隣」などがありますが、最近は汗ばむ陽気が続いており、夏がすでの真横にいるような感じがします。この季節外れの暑さは週末も続く見込みです。

お出かけの際、紫外線に注意をしている方も多いと思いますが、週末にかけては熱中症に注意をしたほうが良さそうです。熱中症にかかりやすいのは、こんなときです。@体がまだ暑さに慣れていない時期。初夏や梅雨の合間が多いですが、きのう・きょうはすでに初夏の暑さになっています。A急に暑くなった日。今週初め、気温が低い日があり、きのうあたりから急に暑くなっています。B湿度が高く、風が弱い日。気温が高くなくても、湿度が高いと熱中症にかかりやすくなります。そして、週末は湿度が高くなり、上記の3条件がそろいます。熱中症対策が必要です。

熱中症対策をまとめてみました。まずはこまめな水分補給。激しい運動などは塩分も合わせて補給するようにしましょう。吸湿性や通気性が良い素材の服を選ぶことも大切です。スポーツは短時間の軽めの運動から徐々に慣らしてください。また、体調がすぐれない時は、無理な運動は控えるようにしましょう。

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2018年4月13日(金)

米島予報士

九州北部の地形と気候の特性を見てみます。「九州北部」は、長崎県・佐賀県・福岡県・熊本県・大分県を言います。九州のほぼ中央に九州山地が南北に連なっています。山の標高は1500メートルぐらいで、九州北部で一番高い山は、くじゅう連山中岳で標高1791メートルあります。海は、北は対馬海峡。西は東シナ海。東は太平洋と3つの海に囲まれています。春は大陸から黄砂が飛来することがあります。夏から秋にかけては台風が東シナ海を北上し、九州北部に接近・上陸することがあります。大きな災害が起きた時、気象庁はその災害に名前を付けることがありますが、去年は福岡県と大分県を中心とした「九州北部豪雨」がありました。おととしは最大震度7を観測した「熊本地震」も起きています。7月は九州北部で梅雨末期にあたり、大雨に注意が必要です。

長崎県を見てみましょう。長崎県は離島が多いことが特徴です。大小含めるとおよそ600もあります。海岸線の長さを足すと全国で2番目の長さになります。海に囲まれているため、「海洋性の気候」になります。温暖多雨が特徴です。長崎市の年平均気温は17.2度、年降水量は1857.7ミリです。夏は涼しく、冬は暖かいのが特徴ですが、近年は夏の気温が高く、最高気温35度以上の猛暑日は増える傾向にあります。長崎の大雨で忘れてはならないのが、「昭和32年7月諫早豪雨」。「昭和57年7月長崎大水害」です。長崎大水害は気象庁が発表する「記録的短時間大雨情報」のきっかけにもなりました。長崎県でも梅雨末期の大雨には注意が必要です。

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2018年4月6日(金)

米島予報士

きょうは対馬海峡を低気圧が発達しながら東へ進み、低気圧から延びる寒冷前線が九州北部を南下しました。このため、久しぶりに雨雲が流れ込み、県内の雨量は40ミリ前後と、先月21日から22日にかけて雨が降ったあと、およそ2週間ぶりにまとまった雨になりました。今回の雨は桜の花を散らす「花散らしの雨」になるようです。週末は一気に葉桜へ変わる所が多くなるでしょう。そして、寒さも戻ってきます。標高1500メートル付近に氷点下5度前後の寒気で、雲仙岳など標高の高い山は雪が降る可能性もあります。

ただ、桜は散っても楽しめます。桜の花は散りぎわが美しいとも言います。花吹雪、桜吹雪はきれいですよね。桜の花びらが地面に敷き詰められた状態を「花むしろ」、池や川に敷き詰められた状態を「花いかだ」と言います。そして、季節の花は初夏に向けて色が濃くなっていきます。桜のあとは、藤(ふじ)や紫陽花(あじさい)、あざみなど、青紫色の花が多くなってきます。その後、新緑の季節と移っていきます。この色が濃くなっていく理由は、アントシアニンという色素が、日増しに強くなる紫外線をカットするからだそうです。

私たちもそろそろ本格的に紫外線対策を始めたほうがよさそうです。これは年間の紫外線の強さを表したものです。1年を通してみると紫外線が強いのは7月〜8月の真夏の時期ですが、4月は3月と比べて急に値が増えていることが分かります。特にこの時期は、まだ皮膚が強い紫外線に慣れていないため注意が必要です。

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2018年3月23日(金)

米島予報士

3月17日に長崎地方気象台よりソメイヨシノ開花の発表がありました。平年より7日早く、去年より13日早い開花で、観測史上3番目に早い開花となりました。今月は暖かい日が多かったことで、開花が早まったようです。ただ、この時期の言葉に「花開いて風雨多し」「月にむら雲、花に嵐」がありますが、今週は雨や風が強まり、春の嵐となりました。ただ、咲き始めた桜にとって、今回の嵐で花が散ることはないと思います。

では、いつ頃満開を迎えるでしょうか。満開までの日数を調べて見ました。さくらの満開日は、標本木でおよそ8割以上のつぼみが開いた最初の日を言います。ここ数年は、開花日にばらつきはあるものの、開花から満開までは一週間から9日ぐらいとなっています。2013年は3月16日に開花し、23日に満開となっています。満開の早い記録です。開花の一番早い記録は1990年の3月15日、1976年は今年と同じ3月17日に開花していますが、満開までは、ともに2週間ぐらいかかっています。3月は、まだまだ寒の戻りがあるため、満開まで時間がかかることがあります。

では、今年のお花見カレンダーを見てみます。17日に開花したあと、今週前半は嵐となり、22日は寒の戻りとなりました。このため、花はゆっくりと咲きそろっているようです。来週には満開となりそうです。今月いっぱいは満開の桜を楽しめると思います。今のところ、今週末24日、25日は日差しに恵まれ、お花見日和になりそうです。夜桜見物は寒さに気をつけましょう。4月に入ると花は散り始め、花吹雪へ移っていきます。お花見の計画は早めに立てたほうが良さそうです。

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2018年3月19日(月)

米島予報士

春の彼岸が近づいてきました。今年は18日が「春の彼岸の入り」、21日が「彼岸の中日」、24日が「彼岸の明け」になります。春分を挟んで前後3日、合計7日間を「彼岸」と言います。この時期に、お寺やお墓に参ったりします。春分の日は、昼と夜の時間がほぼ同じと言われますが、これからはだんだん昼間の時間が長くなっていきます。

先週は南から暖かい空気が入りやすい気圧配置が続き、火曜日から水曜日にかけて最高気温が20度を超えました。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、今年は彼岸を前に寒さが和らぎ、季節外れの暖かさとなりました。今月これまでは、一時的に寒の戻りはあったものの、最高気温は平年より高い日が多く、今月前半も初夏の陽気になりました。この先の予想を見ると、今週も平年より気温が高い日が多い見込みです。桜の開花も間近に迫っています。

これだけ暖かいと花粉の飛散も気になります。ただ、先週に入って、花粉予測は「やや多い」くらいの日が多くなっています。実はスギ花粉の飛散は先週に入って徐々に減ってきており、ピークを過ぎつつあるようです。ただ、変わって九州ではヒノキ科花粉の飛散が始まっています。この先は気温が高いため、ヒノキ科花粉の飛散が急速に増えそうです。ヒノキ科花粉の最盛期は3月下旬から4月上旬。お花見の時期と重なるため、花粉症の方は引き続き注意が必要でしょう。

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2018年3月12日(月)

米島予報士

先週は雨や風が強まり、春の嵐になりました。九州北部は、先月14日に春一番が吹き、長崎市では最大瞬間風速13.4メートルを観測しました。春一番は春になって最初に吹く強い南よりの風のことを言います。明るい春の訪れを感じさせる言葉ですが、春一番の発表は強風に注意を呼びかける意味があります。先月28日には21.9メートルの南風を観測して「春二番」、先週5日は18.4メートルの風を観測して、さしずめ「春三番」となりました。春は低気圧と高気圧が交互に通過して、天気が周期的に変わりますが、南風が強まるのは低気圧が通るコースによります。

低気圧や前線が対馬海峡から日本海へ進むとき、九州北部には南から暖かく湿った空気が流れ込み、南よりの風が強まります。気温も上がり、季節外れの暖かさになることもあります。先週8日は低気圧が九州北部付近を通過したため、南風はそんなに強く吹きませんでした。そして、ここでのポイントは、前線北側の冷たい空気です。低気圧や前線が通過したあとは北風に変わり、気温が下がります。

春の風についてまとめました。「春風・風光る」は暖かくのどかな南風のことを言います。「春嵐・春荒・春烈風」は春の強風で、主に暖かい南風のことです。「春北・黒北風」は一時的に冬型気圧配置に戻った時に吹く冷たい北風のことです。

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2018年3月2日(金)

米島予報士

3月に入りました。暦の上では2月4日「立春」から春ですが、3月は気象の上でも春にあたります。きょうはこの冬のまとめと春から夏にかけての天候を見てみます。まず、この冬のまとめです。平均気温は6.6度で、平年より1.4度低くなりました。降水量は192.5ミリで、平年の90パーセント程度でした。一方、この冬、雪が降った日数は21日もあり、1月11日には9センチの積雪がありました。寒くて雪が多かった今年の冬でしたが、これはラニーニャ現象の影響が考えられます。

ラニーニャ現象は、南米ペルー沖の海水温が平年より低い状態が続くことを言います。ラニーニャ現象が発生すると、インドネシア付近の海水温が高くなり、雲が発生・発達しやすくなります。そうすると相対的に日本付近に北から寒気が流れ込みやすくなります。今年は全国的に雪が多く、寒さが厳しくなりました。今回のラニーニャ現象は、この春の間に終息する可能性が高いと見られています。

では、今年の春(3月〜5月)の天候を三か月予報で見てみます。今年の春は、気温は平年並みか平年より高く、降水量は平年並みの見込みです。この春は日本の東の高気圧が強くなり、日本付近には南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。特に今月は湿った空気の影響を受けやすい見込みです。

続いて、この夏(6月〜8月)の天候を暖候期予報から見てみます。この夏の気温は平年より高く、降水量は平年並みの見込みです。梅雨の雨も平年並みになる予想です。この夏は太平洋高気圧とチベット高気圧の日本付近へ張り出しが強く、猛暑になる恐れがあります。春から夏にかけて、気温が高いことが特徴です。梅雨も災害が起きない程度に雨が降ってほしいですね。

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2018年2月9日(金)

米島予報士

日本気象協会では先日、今年一回目の桜の開花予想を発表しました。九州で桜が一番早く咲くのは熊本と宮崎市の3月21日です。長崎は3月22日で、平年と比べると2日早くなっています。桜の開花が遅くなるか、早くなるかは、冬から春にかけての気温に左右されます。冬が寒く、春先が暖かいと花芽の成長が早く、開花が早まります。今年の冬の寒さは桜の花芽にとっては都合が良かったのではないでしょうか。

長崎の桜の開花をまとめてみました。開花予想日は3月22日。平年より2日早いですが、ほぼ平年並みです。去年よりは8日早い開花になりそうです。開花から満開まで1週間から10日ほどかかりますので、満開は4月上旬ごろだと思います。今月、もうしばらく寒さが続きますが、春はそこまでやってきています。この寒さを乗り切りたいですね。

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2018年2月5日(月)

米島予報士

1月のまとめを見てみます。平均気温は5.8度で平年より1度ほど低くなりました。平均気温が6度を下回ったのは、2011年の1月以来7年ぶりでした。一番気温が高くなったのは16日の19度2分、逆に一番低かったのは27日の氷点下2度2分でした。降水量は71.5ミリで、ほぼ平年並み。日照時間もほぼ平年並みでした。そして雪日数は9日で平年より多くなり、11日には9センチの積雪を観測しました。

2月の暦です。3日は節分。文字通り季節を分ける暦で、4日は二十四節気の「立春」です。暦の上では早くも春を迎えます。19日は「雨水」。雪が雨に、氷が水に変わる頃という暦です。22日はたんぽぽ開花の平年日、23日は九州北部で春一番が吹く頃とされています。長崎で25日は氷が張るのが終わる頃、28日は雪が降るのが終わる頃とされます。

今年の2月の天候はどうなるでしょう。今年は冬型の気圧配置が現れやすく、例年より強い寒気の影響を受けやすい見込みです。このため、気温は平年より低く、まだ雪が降る日もある見込みです。今月は例年以上に寒さ、雪に対して注意が必要です。例年より曇りや雨、雪の降る日が多いため、晴れる日が少ない予想です。日差しは有効に活用したほうが良さそうです。そして、2月はスギ花粉の飛散が始まります。もうしばらくすると飛び始め、2月下旬くらいからピークになります。ただ、今月前半は寒い日が多いため、スギ花粉の飛散が遅れるかもしれません。

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2018年1月29日(月)

米島予報士

先週は関東地方などで雪が降り、全国的に寒さが大変厳しくなりました。東京で雪が積もるは珍しいのですが、これは本州の南海上を通った低気圧の影響です。冬場にこのような動きをする低気圧は「南岸低気圧」と呼ばれ、普段雪が降ることが少ない本州の太平洋側の地域にも雪をもたらすことがあります。低気圧がたくさんの水蒸気を運んでくるため、湿った大粒の雪が降り、ひとたび雪が降りだすとあっという間に積もります。そして、冬場によく耳にする冬型。いわゆる西高東低の気圧配置です。寒気の強さにもよるのですが、日本海側を中心に大雪となります。冷たく乾いた季節風が吹き、体感はかなり寒くなります。

今月は強い寒気が流れ込んだ一方、南から暖かい空気の影響も受けました。今月25日までの長崎市の最高気温の変化です。今月は上下にグラフが振れているのが分かります。正月三が日は寒さが緩み、穏やかな年明けでした。8日は16度7分で3月上旬並み。ただ、11日から12日は2度前後にとどまりました。そして、16日は19度2分と4月中旬並み。先週はまた気温が下がっています。きのうの最高気温は3度6分でした。今月は、陽気の変化がたいへん大きな一か月だったと言えます。

来月とその先の天候を見てみます。2月から4月にかけての3か月予報です。来月も寒気の影響を受けやすく、気温は平年より低めで経過する見込みです。平年と比べて曇りや雨、雪が降る日が多いでしょう。3月から4月は気温はほぼ平年並み。降水量は平年並みか少ない予想です。春の移動性高気圧に覆われることが多くなり、晴れる日が多くなる見込みです。

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2018年1月19日(金)

米島予報士

20日は二十四節気の「大寒」です。文字通り一年で最も寒さが厳しい頃とされる暦です。長崎県も、これから1月下旬にかけて、最高気温10度前後、最低気温3度前後と、一年で最も寒くなります。体調を崩しやすいこの時季、卵やしじみなど栄養があるものを食べて、寒さを乗り切る習慣があります。また、大寒は冬の最後の節気で、次の二十四節気は2月4日の「立春」です。暦の上では春を迎えます。

今週は比較的暖かかったのですが、来週はまた寒くなりそうです。月曜日に雨が降ったあと、非常に強い寒気が流れ込んでくる見込みです。強い寒気の流れ込みが続くため、山沿いを中心に雪が降るような厳しい寒さが続きます。場合によっては大雪という恐れもあり、来週にかけての気象情報には注意が必要です。先日、気象台より「低温に関する異常天候早期警戒情報」が発表されており、23日頃からの一週間は、かなりの低温になる見込みです。寒さが厳しくなりますので、農作物の管理、体調の管理には十分な注意が必要です。

もうひとつ、気象協会は先日16日に今年のスギ花粉の飛散予想を発表しました。長崎県では2月10日頃からスギ花粉の飛散が始まる見込みです。飛散量は例年並み。去年と比べると飛散量はやや少なくなる見込みです。飛散のピークは2月下旬から3月上旬を予想しています。まだまだ寒いですが、花粉症の方は1月のうちから花粉対策を始めると良いでしょう。        

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2018年1月5日(金)

米島予報士

1月の暦をみてみましょう。5日は二十四節気の「小寒」です。寒さが厳しくなる頃で、これから2月3日「節分」までが「寒の内」。喪中などで年賀状が出せなかったときの寒中見舞いなども、この時期に出します。7日は七草、七草がゆですね。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろです。11日が鏡開き、17日は冬の土用の入り、20日は大寒で、一年で最も寒さが厳しい頃になります。長崎の生物季節は、3日がつばきの開花、24日が梅の開花の平年日となっています。春らしい花も少しずつ咲き始めます。

では、先月発表された3か月予報をもとに、この先の天気傾向を見てみましょう。1月は例年より冬型気圧配置が強まりやすく、寒気の影響を受けやすい見込みです。1月の気温は平年並みか平年より低く、降水量は平年並みか少ない見込みです。平年に比べ、曇りや雨、雪が降る日が多い見込みです。2月から3月は気温、降水量いずれもほぼ平年並みの見込みです。2月は平年と同様に曇りや雨、雪の日が多いですが、3月は平年より晴れの日が多くなりそうです。

最後に今年は戌(いぬ)年、犬と天気のことわざを調べてみました。「犬が顔を洗うと雨」。猫が顔を洗うと雨は比較的有名ですが、犬についても言えるらしいです。「犬の遠ぼえは曇となる」。「犬がたくさんほえる時は風」。「犬青葉を食べれば晴」などもありました。調べてみて分かったのは、犬と天気に関することわざは多くはなく、犬に天気を聞くのは難しいのかなあと思いました。

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