被爆から72年。長崎原爆に関するさまざまな知識・情報を夕方のニュース「イブニング長崎」で毎日、お伝えします。

長崎原爆ノート38「高校生平和大使」「高校生平和大使」は核兵器の廃絶を求める署名を国連に届け、平和を訴える活動を続けています。メンバーは毎年、全国から公募で選ばれ、現在は150人あまりが活動していて、中には被爆者を祖父母に持ついわゆる「被爆3世」の高校生も含まれています。
平和大使は、平成10年、インドとパキスタンが相次いで核実験を行ったことを受け、危機感を募らせた県内の被爆者団体など50の平和団体が、若者と共に平和を訴えていこうと発足させました。この年と翌年は、アメリカ・ニューヨークにある国連本部に出向き、核兵器廃絶を訴えました。その後、全国での署名活動を始め、平成13年からは毎年、軍縮会議が開かれるスイス・ジュネーブの国連ヨーロッパ本部に署名を届けて各国の軍縮の実務担当者に直接、平和への思いを訴えています。去年までに届けた署名の数はおよそ117万人分にのぼり、現在は年間20万人を目標に、国内のほか、韓国やフィリピンといった海外でも署名活動を続けています。また、海外での署名活動の際には、現地の高校生らと平和について意見を交換する活動も続けています。
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