ページの本文へ

長崎WEB特集

  1. NHK長崎
  2. 長崎WEB特集
  3. さよなら🚌諫早バスターミナル🚌半世紀の歴史に幕🚌

さよなら🚌諫早バスターミナル🚌半世紀の歴史に幕🚌

  • 2022年05月21日
昔の諫早バスターミナル

長崎県諫早市で、半世紀あまりにわたって親しまれてきたバスターミナルが5月15日で役割を終え、別の場所に移転しました。

整備されたのは🚌昭和44年🚌

諫早バスターミナルは50年以上前、昭和44年に整備され、ショッピングセンターも備えてかつてはにぎわいを見せましたが、バスターミナルの機能は西九州新幹線の開業に合わせて新設された諫早駅周辺に移転されることになりました。

昭和レトロ雰囲気🚌SNS人気🚌

諫早バスターミナルは昭和レトロな雰囲気が漂うことからSNSの人気スポットともなっていました。最後の営業まで写真を撮りに訪れる人の姿が見られました。

🚌惜しむ声 相次ぐ🚌

女性の利用客
「ちょっとさびしい。上に雑貨屋さんがあったのでよく利用していた。学校帰りとかにクレープ屋さんとか飲食店があったので」

バスターミナルの清掃担当の60代女性
「このバスターミナルで映画の撮影があったときに、出演したことと、いろいろなお客さんと話ができたことがいい思い出です。最後までごみがないよう、きれいにしたい」

神奈川県から旅行で立ち寄った20代男性
「昭和のレトロな雰囲気を楽しみたいと思って来てみました。この場所がなくなるのは残念ですが、大切に使われてきたことが感じられました」

🚌学生時代にタイムスリップ🚌

(取材後記)
諫早バスターミナルと、以前の木造の諫早駅はわたしが学生時代に通学の乗り換えで利用した思い出の場所です。待合室の独特の色使いのいすや、ドア、それにあの雰囲気や匂いは以前と変わらず学生時代にタイムスリップしたような感覚になりました。新幹線の開業を契機に諫早市が新しい街へと変わっていく陰で長年愛された場所がなくなっていく現実も目の当たりにし、ニュースで伝えたいと思いました。新しくなるバスターミナルもこれから多くの方の思い出の場所になっていくと思うので、街の変化をしっかり伝えていきたいと思います。

  • 高嶺亜由美

    NHK諫早支局 記者

    高嶺亜由美

ページトップに戻る