2022/05/02(Mon) 18:00春のゲン祭り2022 ~物理的にゲンを担いでみた~

皆さん、こんにちは。
気象予報士の佐藤です。

 

大変ですよ、皆さん。
5月5日に立夏(りっか)を迎えるので、もうすぐ春が終わります。

 

私はまだ今年の春を満喫していないので、急いで独自の春祭りを考案しました。

 

それが、春のゲン祭り2022です。

 

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お皿がもらえるキャンペーンではありません。

 

 

 

この祭りで集めるのはシールではなく、験(ゲン)です。

 

「験を担ぐ」の験と言えば納得いただけるでしょう。

 

誰もが何らかの形で験を担いだ経験があるのではないでしょうか。

 

そう、
ある時は豚カツを食べたり、
ある時は四つ葉のクローバーを探したり、
ある時はミサンガを作ったり......。

 

 

そんな、この世の験を集めて

 

 

 

みこしに乗せて担いだら......

 

 

 

それって......

 

 

 

春のゲン祭りじゃん

 

と、気づいてしまったのです。

 

 

つまり今回は、験を担ぎます。物理的に。

 

 

 

 

 

【みこしを探す】

 

 

まずは験を担ぐためのみこしを手に入れようと、大手通販サイトで検索をしたのですが、手の平サイズのみこしでも車サイズのみこしでも、全て同じ大きさの画像が並んでいるので、
「めっちゃインターネットじゃん」
と思いました。探しにくいということです。

 

担ぎがいのあるサイズのみこしが1,000円位で手に入らないかなと思ったのですが、100回くらいデフレが起きないと無理そうでした。

 

あとこれは当たり前なのですが、見たところ験を乗せる余地なんてないデザインのみこしばかり。

 

 

なので、験を担ぐためのみこしは、一から手作りしようと思います。

 

 

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ちょうど、きれいなビッグ段ボールを手に入れたばかりでした。

 

 

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宅配クリーニングサービスを利用した時のもので、頑張れば入れます。

 

 

 

さぁ、お金をかけずにエコに験を担ぐぞ~!

 

 

 

 

 

【まずはイメージ図】

 

 

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さて、みこしのイメージ図はこんな感じです。

 

 

 

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まだ験の周りはふわっとしていますが大丈夫。

 

そもそも、なぜ人が験を担ぐのかわかりますか?
「なんとかなる」という気持ちになるためですよね。
祭りの準備中もその気持ちを決して忘れてはいけません。

 

 

 

とりあえず、土台となる棒の作り方だけは最適解が浮かんでいます。

 

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段ボールで四角柱を作るわけですが、中の空洞が大きいと耐久性が心配なので、対角線にも段ボールがくるように、ね。わかるね。

 

っしゃあ、作るぞ~~~!

 

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【作業開始】

 

 

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いきなり算数でつまずきました。
そういえば対角線って、正方形の1辺より長くなるって習ったよなぁ。

 

ついさっき上から目線で
「わかるね。」
なんて言いましたが、私がわかっていませんでした。
すみませんでした。

 

 

 

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結果、普通の四角柱になりました。

 

 

 

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あ、でも大丈夫!担げそう!

 

 

 

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みこしの土台が完成しました!
うわ~~~友達3人ほし~~~!

 

 

 

 

 

続いては、屋根の部分です。
なんとなく、国技館みたいな三角屋根になったらいいなと思って作ってみたものがこちら。

 

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これは狙い通り、二等辺三角形を4つ集めたらそれっぽくなりました。

 

 

 

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これを土台に乗せて、言わばすっぴんのみこしが完成です。

 

 

さぁ、お次はいよいよ装飾です。

 

 

 

 

 

【験を集める】

 

 

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怪しい儀式ではありません。
まずは主役の「験」オーディションを開催しました。

 

全て、書道3~5段くらいの私が書いたものです。
※書道を習っていたのは小学生のときのことで、家族の誰も私の段を思い出せませんでした。

 

 

 

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今年の「験」は君に決まりだ!

 

 

 

さあ、主役の周りを彩る、その他の「験」もそろえていきます。

 

それがこちら。

 

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みこしにも、私の時間や予算にも限界があるので、一部手軽なものに代用しています。
お菓子だったり、長野市指定のゴミ袋に書いて切り抜いたものもあります。

 

 

 

でも、特に重要なお守りは心を込めて作りました。

 

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マネージャーが部員に作るやつです。

 

制作している間は精神が女子高生になれるので、将来の夢が女子高生という人にお守り作りはかなりおすすめです。

 

今回は1つで済みましたが、現実をマネージャーとして生きる生徒はこれを何十個と作っているかもしれないんですよね。

 

全国のマネージャーは本当にすごい。

 

 

 

ついでに編んでみたミサンガは、悪魔が食べるサンマの骨みたいになりました。

 

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全国のマネージャーは本当にすごい。

 

 

 

 

 

とりあえず、験が集結したみこしの完成形がこちらです!

 

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やっぱり怪しい儀式だ。

 

 

 

 

 

【験を担ぐ】

 

 

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回転寿司屋のバイトではありません。
祭りらしくハッピを着用したのです。

 

さぁ、験はそろいました。あとはワッショイと担ぐだけ。

 

 

実はちょっと緊張しています。

 

 

なぜなら、
制作中に一度もみこしを持ち上げていないからです。

 

しかも、担ぎ手は私1人。

 

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頼む、無事に、担がせてくれ───

 

 

 

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床から担ぐのは難しそうなのでいったんテーブルに移動させることにします。

 

 

 

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(店で一番人気のないメニューを配膳する寿司屋のバイト)

 

 

 

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(あ、見て!空洞があるから持ち上げやすい!これは結果オーライ。)

 

 

 

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(あれ、テーブルに乗せたままでも担いだ感じは出てるなと思っている)

 

 

 

いや、ここまで役者をそろえたんだ。
実際に担がなくてどうする......。

 

 

 

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いきます......

 

 

 

 

 

ワッ...ショイ......

 

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......!

 

 

 

ワッショイ......!

 

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ワッショイ!

 

 

 

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ワーッショイ!
ワーッショイ!

 

 

 

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あっ

 

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あ、待って

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【おわりに】

 

 

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いかがでしたか?春のゲン祭り2022。

 

一部始終をご覧になった皆さんも験を担いだ気持ちになれていたら幸いです。

 

ただ、験担ぎに本気を出しても、いいことは何一つありません。
験を担ぐ暇があったら素直に努力した方がいいのかもしれませんね。

 

 

私はおしりが痛くなったので、もう二度とやりません。

 

それではまた!

 

 

 

 

 

おまけ
~みこしの裏側~

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投稿者:佐藤可奈子 | 

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