2022/10/12(Wed) 15:30中央アルプス檜尾小屋 登山ロケの裏側!?②

檜尾小屋➀に続き、夏の登山ロケの裏側をお伝えしています。

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りょう線を歩くということなので平たんな道を期待していたのですが、甘かったです。
その先の道は険しさを増すばかり。
ヘルメットを着用し、大きな岩についている鎖を頼りに先を目指します。

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かわいらしい高山植物が、エールを送ってくれます。
↑「ダイモンジソウ」。本当に、大文字でした!大!
ダイモンジソウ「大丈夫だよ~。頑張れ~。もうちょっとだよ~」。

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↑こちらは「タカネナデシコ」。ナデシコ初めて見ました!かわいらしい。
タカネナデシコ「あと少しですよ~」。

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↑ハクサンイチゲ。いちごの花みたい。おいしい実がなるのかな?多分なりませんね。
ハクサンイチゲ「いちごでもチングルマでもありません。頑張ってね」。
ありがとうございます。

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勝手にエールを受け、一歩一歩登り...ついに檜尾岳に登頂!
する頃には、周りは真っ白。

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山頂から歩くこと30分...いよいよ今回の目的地、檜尾小屋に到着!

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歩き始めてから7時間、ようやく小屋に到着しました。
檜尾小屋はこれまでは無人の避難小屋でしたが、
増改築工事を経てことし、管理人が常駐する山小屋へと生まれ変わりました。
歩き始めは晴れていましたが、その後はずっと曇り。
2メートル先が見渡せないときもあり、到着時には雨もポツリと降り始めました。
もしここで雨にぬれていたら...。もし道に迷ってしまっていたら...。
険しい山道を何時間も歩いてきて、ここで人が出迎えてくれることの安心感を
身をもって感じました。

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到着記念。足はガクガクです。

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中に入るとこんな感じです。
新しい木の香り。
ゆっくり休めそうです。

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撮影を進め、お楽しみ・夕飯の時間。
檜尾小屋は素泊まりのみで飲食物は持参する必要がありますが
簡単な軽食の販売もあります。
この日はそれぞれ、ラーメンやチャーハンなどを簡単に調理しましたが、
中にはお肉を焼くつわものも。
ご飯をいただいて、体を休めます。
無事に着いてよかった~。ほっとできる場所の存在に感謝です。

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翌朝。
曇りですが、雲の隙間から少しだけ空が見えています。

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青空も、見えてきました!
きょうは、来た道をひたすら戻ります。

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帰りの足取りは軽く、4時間ほどで千畳敷に到着しました。
上の写真は、千畳敷から見た八丁坂(はっちょうざか)。
木曽駒ヶ岳などに登る皆さんが登っています。
険しい道を登った先の景色、私もいつか見てみたいです。

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2部にわたってお伝えしてきました登山ロケのブログ、いかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
このリポートは現在NHK worldでも放送されていて、下記URLから
10月12日までご覧いただけます。
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/videos/20220912123120242/

こちらもぜひご覧ください。

檜尾小屋は、2022年のリニューアルオープンによって、
夜も明かりがともる小屋となりました。
「登山者の灯台になりたい」という関係者の皆さんのお言葉がとても印象的で
地元の皆さんの熱意を感じた取材でした。
今回登山に目覚めてしまった田村も、きっとまた、お世話になります。
取材にご協力いただいた皆さん、お読みいただいた皆さん、ありがとうございました。
よい秋をお過ごしください。

投稿者:田村有葵子 | 

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