2021/07/21(Wed) 16:30あんずよ永遠に

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こちらは、ことし3月22日、「あんず開花」の取材のときに撮影した松代のあんずの花です。
歩いていると漂ってくる甘くいい香りに癒やされました。

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澄んだ青空にピンクのコントラストがとても美しく、しばし見とれました。
地元の人によりますと、長野・松代のあんずは一説では江戸時代初期、伊予国宇和島(現在の愛媛県宇和島市)から15歳で嫁入りした豊姫が故郷をしのぶ品としてあんずの種を持参したのが始まりだと言われています。これがきっかけで各村にあんずの苗木が植え付けられ、松代にあんず栽培が広がっていったということです。

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松代・東条は、日当たりが良く、標高の高い傾斜地にあり、水はけも良く栽培に適した土地です。
撮影スポットとしても人気があります。

あれからおよそ3カ月…

今月(7月)2日。

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こーんなにたわわに実りました!
早く咲いた分霜の被害も心配でしたが、お写真・あんず農家の阿部さんは、霜対策で夜中の3時半から火をたいていたとのこと…!皆さんの大変な心配りと労力があんずの実となっているのですね。ありがとうございます!

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酸味が強いと言われていて、加工用として多く出回っているようですが、その酸味がいい!!
こちらの「ハーコット」という品種は肉厚で、あっさりした桃を思わせる甘酸っぱさ。ほっぺがキューっとなった後、甘さがじんわりと広がり、さわやかな風味。とてもおいしかったです。また来年も食べたいです。

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15歳で見知らぬ土地へ嫁いだという豊姫も、この景色を見ていたのでしょうか?
豊姫のお父様とお母様は、どんな思いであんずの種を渡したのでしょう。
桜よりも一足早く、春の訪れを感じさせてくれるあんずの花。
信州の厳しい冬に終わりを告げる濃いピンク色に毎年ワクワクします。
豊姫、ありがとう!!あんずよ、ありがとう~!!

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投稿者: 田村有葵子  | 

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