2019/01/26(Sat) 10:00福俵曳き①

新年、初ブログ田村です、ことしもよろしくお願いいたします!
1月14日、2019年は福がいっぱいの年にしたい!とやってきたのは、安曇野市。
ここ数年、「福俵曳き」(ふくだわらひき・ふくだわらびき)を毎年見に行っていて、ことしもやってきました!

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安曇野市豊科の「あめ市」で行われている「福俵曳き」。江戸時代から続いていると言われる、“奇祭”です。
このお祭りがなぜ、“奇祭”と呼ばれているのか―せっかくなので見どころを2回に分けてお届けしたいと思います!
最後まで読んでくださった方にも、福が来るかも!?しれません。
ということで、スタートです~!

吐く息も凍りそうな1月の朝、7時50分。1週間前に建てた御柱(おんばしら)を倒すところから始まります。福俵曳きは、安曇野市の新田地区(しんでん)と成相地区(なりあい)で行われるのですが、今回は新田地区の模様を見学させていただきました。

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まずは大人も子どもも一緒になって、高さおよそ10メートルの福俵(ふくだわら)の付いている御柱を倒します。倒された御柱から、福俵や稲わらの入った巾着などの縁起物をはずしていきます。

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はずされた、福俵です。この俵をひきまわすことによって区内にある“福”を集めることができると言われています。福が集まった俵は昨年慶事のあった家や店に納めます。

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ことしのリーダーである親方の太田恭輔さんが、区長に抱負を述べます。
「これから安曇野市内を元気に福俵をひいて行きたいと思います!」
「安曇野市内を1週間、見下ろしていた福俵です。しっかり福を届けていただきたいと思います。」と、区長さん。

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新田公民館前を出発したのは8時30分頃。
出発時、福俵に放射状についた綱をおよそ30人の若衆が引き上げて、俵を人の背の高さよりも高く持ち上げ、何度も地面に叩きつけます。
この行為にも福を集めるという意味があるそうです。それはそれはすごい迫力で、車もその時ばかりは一時通行止めにします。掛け声につられて人も集まってきて祭りがこれから始まるんだな、とワクワクした気持ちになります。

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「塩の道」、現在の国道147号線上を、若者たちが走り“福”を集めます。
昔からの心を引き継ごうとする姿は、とても頼もしく感じます。

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最初に到着したのは、矢原堰(やばらせぎ)。農業のための用水路です。
田水が豊かなことを願い、福俵を清めるため、水の中へ沈めていきます。

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俵の上には親方の太田さんも上に乗って、「練ろ練ろ!」。3年前は雪の中だった気がします。
極寒の中で水しぶきをあげるこの光景を初めて見たときは、本当に驚きました。
どんなに天気が荒れても、祭りは決行されてきたそうです。

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よく晴れたこの日は遠くの常念岳がとても美しく、この景色を見られただけでも福をわけてもらった気分になります。

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福は順調に集まってきています!!

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通りの商店では、祭りを祝う掲示が。旧豊科町の初市に合わせて行われるこの行事は、かつて「豊科銀座」と呼ばれるほどにぎわっていた市街地を走り抜けます。
各商店で大売り出しをし、あめや縁起物の露店も開かれ、これを見ようと多くの見物人が訪れそれはそれは大変なにぎわいだったということです。
若衆たちも、昔は新田区民だけで成り立っていましたが、今では区内だけでは足りずに遠方から祭りに協力しに来たという人もいるといいます。

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ずっと続いてきた祭りを、続けたい。この場所が、少しでもにぎやかになれば。
様々な思いを胸にことしも集まった若衆たちをねぎらおうと、おにぎりや温かいお茶などをふるまってくれる商店もありました。私もちゃっかりいただいて、冷えた体に、しみました。
パワーチャージした後の祭りの様子は次回、お届けさせていただきます。

投稿者:田村有葵子 | 

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