松代焼(まつしろやき)

江戸時代に松代藩によって始まった松代焼を、伝統的な技法で作る長野市の陶芸家をご紹介します。

職人のご紹介

陶芸家
唐木田 伊三男さん (長野市)

炊き終わった時に窯から出してきて、思ったよりうまくいってれば非常に楽しいですね。

<土をこねる>
地元の柳沢地区でとれた土をつかう。

柳沢の土は江戸時代の人もずっと使ってた土で、伝統的な松代焼には必ずこの土が入っています。

<3種類の土>
耐火性の強い柳沢の土と、
2種類の粘土を練り合わせる。


<器の成形作業>
ロクロをまわして器を成形する。
成形した器はしばらく乾燥させる。


<素焼き作業>
器をを窯に入れて焼く。
一度 素焼きすることで強くなり、
釉薬(うわぐすり)も塗りやすくなる。

<釉薬の材料1 わらの灰>
松代焼の独特の発色は3種類の
釉薬の材料からできている。

<釉薬の材料2 木の灰>

<釉薬の材料3 小市の白土>
安茂里地区でとれる「小市の白土」は
松代焼の「青」を出す。




<釉薬をつくる作業1>
材料のわらの灰を水で溶く


<釉薬をつくる作業2>
水でといたわらの灰を、磁器でできた
丸い玉といっしょに機械でかくはんして
粒子を細かくする。

<釉薬をつくる作業3>
小市の白土を水で溶く。

<釉薬の完成>
わらの灰、木の灰、小市の白土
それぞれの釉薬を混ぜて完成。


<釉薬で下地を塗る>

この釉薬の厚みを間違えると、
釉薬の発色が全然出なかったり、
釉薬が下にたれたりと、厚み一つで
全部できばえが変わってしまう。


銅を混ぜた釉薬で模様をつける。


<本焼き>
窯に並べて火をつける。
窯の中の温度を1230度に上げていく。

炎の勢いに特別に注意をはらいながら
1日半かけて焼く。


<完成>

唐木田さんコメント──
釉薬を調合してテストしたり、焼き方を変えて色塗り方をテストしたり、そういう時が一番楽しいですね。

紹介した唐木田伊三男さんは伝統的な松代焼の技法を受け継いでいくために郷土産の土と釉薬にこだわっています。
一方、実用的な焼き物だけでなく芸術性にこだわった焼き物を作るために日々、釉薬や焼き方の研究をしているということです。


【問い合わせ先】
唐木田窯
〒388-8017長野県長野市篠ノ井山布施6350
電話・FAX:026-229-3464

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