2011年1月14日(金)
【ゲスト】 吉岡忍さん(ノンフィクション作家)
特集
「ふるさとを撮り続ける~写真家・熊谷元一さん~」
去年11月6日、101歳で亡くなった写真家・童画家の熊谷元一さん。故郷阿智村を舞台に変わりゆく農村の営みを70年間にわたって記録し続けた。
代表作である『一年生~ある小学校講師の記録~』は、かつて小学校の教師を務めていた熊谷さんが、戦後間もない昭和28年に入学した児童を一年間記録したもの。コッペパンを懸命にかじる男の子や楽しそうに掃除をする様子など、生き生きとした子どもの日常が収められ、大きな賞を受賞するなど、高い評価を受けた。
こうした写真が撮れたのも、熊谷さんが児童一人一人をこまめに観察するなど、子供たちと常に真剣に向き合ってきたからだ。写真家や童画家として知られる熊谷さんだが、一方で1人の教育者としての熊谷さんに学ぼうとしている教師も少なくない。
熊谷さんが遺したものから私たちは何を学ぶことができるのか。熊谷さんの足跡をたどると同時に、その志を受け継ごうとする人たちの奮闘を見つめる。
- 熊谷元一写真童画館
TEL:FAX:0265-43-4422
★熊谷さんの写真・童画についてはこちらにお訪ね下さい。 - VTRで紹介した、飯田市立追手町小学校
TEL:0265-22-5112、FAX:0265-53-5312 - 比較的、手に入りやすい熊谷さんの写真集は
- 『なつかしの小学一年生』 河出書房新社
- 『信州・昭和の原風景』 一草舎出版
※岩波写真文庫から出版されている『一年生-ある小学教師の記録-』は
入手が困難になっています。『一年生』が欲しいという方には、上の2冊を勧めてください - 『写しつづけて69年』 熊谷元一写真童画館 など
- 比較的、手に入りやすい熊谷さんの童画・絵本などは
- 『子ども世界の原風景-コドモノクニは何処いった…』 新葉社
- 『じいちゃのこどものころ』 冨山房インタ-ナショナル
- 『二ほんのかきのき』 福音館書店 など
- 番組で出演していただいた方の連絡先は、個人情報のためお教えできません。