大隅キャスターのブログ
2022/09/21

話題の雲

けさ(水)は、寒気が入り、各地でヒンヤリした朝になりました。
最も気温が下がったのは、盛岡市薮川で3.2℃まで下がり、本州で一番低くなりました。
宮古市区界高原で3.5℃、葛巻町と一戸町奥中山で5.1℃まで下がるなど、各地で10月中旬並みの冷え込みになりました。

そんな冷えこんだけさ、各地で話題になった雲があります。
視聴者の皆さんからたくさん写真が届きました。
青空と雲の境がはっきりわかる空です。
直線をひいたように青空と雲が分かれていました。

この時の衛星画像です。
帯状の雲が広がる中で、県内の沿岸だけ細長い晴れの領域がありました。
というのも、けさは、上空10キロ前後の高い所に前線の雲があり、県内では、強い偏西風により北東に向かって流れていました。
その南側の宮古などの沿岸は、乾燥した領域で晴れていました。
つまり、湿った空気と乾燥した空気の境が県内でできていたのです。

その後、この前線の雲は南下したため、県内は、午後は広く晴れました。
あす(木)は、朝は晴れますが、日中は雲が広がり、夜は沿岸南部で雨が降る所がありそうです。
朝は各地で気温が下がり、けさより冷え込む所が多くなりそうです。
あす(木)午前5時の予想気温です。
県内の広い範囲で10℃を下回り、盛岡市薮川などでは5℃を下回る見込みです。

盛岡地域と二戸地域、沿岸北部には、この秋初めて「霜注意報」が発表されました。
霜に対する農作物の管理に注意するとともに、風邪などひかないよう、今夜も暖かくしてお休みください。