大隅キャスターのブログ
2022/05/19

ラニーニャ現象つづく

きょう(19日)の県内は晴れましたが、時々雲が広がりました。
盛岡では25.2度まで上がるなど、夏日の所が多くなりました。
さて、きょう気象台から1か月予報が発表されたのでお伝えします。
まず平均気温は、東北地方は平年より高くなる見込みです。

降水量はほぼ平年並みでしょう。

日照時間もほぼ平年並みの予想になりました。

今回、注目する点は、去年の秋から続いている「ラニーニャ現象」です。
「ラニーニャ現象」とは、南米のペルー沖から日付変更線あたりまでの海面水温が平年より低い状態のことで、世界各地の天候に影響を与えます。
この「ラニーニャ現象」が今年の夏まで続く可能性が高くなったと、気象庁は先日発表しました。

「ラニーニャ現象」が起きた時、日本では、夏が暑くなる傾向があります。
下記の図は、「ラニーニャ現象」が起きている時の7月から9月の平均気温の傾向を表しています。
北日本では高く、西日本と東日本では平年並みか高くなる傾向です。
これは太平洋高気圧の北への張り出しが強まるため、全国的に暖かい空気に覆われるためです。
今年の夏は、いつもの年より暑くなる可能性があります。