大隅キャスターのブログ
2022/03/31

岩手県『霜注意報』始まる

3月最後のきょう(31日)は、午前中は広い範囲で雨が降りました。
雨の後は寒気が流れ込んでいます。
宮古市の午後1時の気温は4.8度しかありません。
きのう(30日)の午後1時の宮古市の気温は、19.5度だったので、その差は14.7度も。
1日で約15度も下がるのは、体にこたえますね。
4月のスタートのあす(1日)は、晴れますが、風が冷たく、寒くなりそうです。
冬型の気圧配置となり、上空に寒気が流れこむでしょう。

上空1500m付近には、-9度以下の寒気が流れ込んでくるでしょう。
あすは、日中も各地で一桁までしか上がらず、「寒の戻り」となりそうです。

あすのポイント予報です。
盛岡は、雲が多いながらも晴れ間が出るでしょう。
北西の風がやや強くなりそうです。
最高気温は7度前後で、3月中旬並みの寒さになるでしょう。

続いて、宮古です。
晴れ間が出ますが、東の風がやや強いでしょう。
最高気温は9度前後で、3月中旬並みになりそうです。

風も強いため、実際は気温よりも寒く感じそうです。
寒さで体調を崩さないよう、注意して下さい。
そして、あす(1日)から岩手県では「霜注意報」の運用が始まります。
「霜注意報」は、農作物を霜の被害から守るために発表されます。
春は新芽の季節、農作物が成長する時期なので、霜に対する注意が必要です。
冬の間は冷え込みますが、「霜注意報」は発表されません。
なぜかというと、冬は農作物が少なく、雪が積もるためです。
「霜注意報」の開始時期は、毎年、気象台と県の農業担当者で農作物の生育状況を見ながら決めています。
今年も去年と同じ4月1日になりました。
あすは冷え込むため、県内全域に「霜注意報」が出ています。
あすの朝にかけて霜に対する農作物の管理にご注意下さい。