2020年03月13日 (金)自然災害伝承碑


気象キャスターの大隅智子です。
東日本大震災から9年が経ちました。
11日の放送では、災害の教訓を伝える石碑についてお伝えしました。
各地に様々な石碑が残されてきましたが、地元でも知られていないものもあって、十分に生かされているとは言えません。
そこで、国土地理院は、去年6月からウェブ上で「自然災害伝承碑」として紹介しています。
新しい地図記号「自然災害伝承碑」も作られています。
県内では、津波や水害など50か所。
その多くが、明治や昭和の津波も記録が刻まれた石碑です。
oosumi200312_1.jpg

そのうちの一つで、9年前の震災当時、教訓が生かされた石碑が、宮古市重茂の姉吉にあります。
oosumi200312_2.jpg

この石碑は、海からおよそ800m離れた、海抜60mの場所にあります。
明治29年と昭和8年の津波によって集落が全滅したことから、およそ90年前に建てられました。
oosumi200312_3.jpg

石碑には、「高き住居は児孫の和楽、想え惨禍の大津浪、此処より下に家を建てるな」と刻まれています。
つまり、「この石碑の場所よりも下に家を建てるな」という、先人からのメッセージなのです。
oosumi200312_4.jpg

姉吉地区では、この教訓を守り、ここより下に住居はありません。
そのため、東日本大震災の時は、住宅に被害はありませんでした。
石碑は、先人たちが私たちに残してくれた大切なメッセージです。
ぜひ、皆さんの地元にある石碑はどのようなものなのか、改めて見直して頂きたいと思います。

 

いただいたご意見・ご感想は、番組作りの参考にいたします。
公開および返信をすることは差し控えますので、ご了承ください。

投稿者:大隅 智子 | 投稿時間:00:09

トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲