2020年02月13日 (木)令和発「たろし滝」測定会


気象キャスターの大隅智子です。
2月11日、花巻市石鳥谷町の山あいで、毎年恒例の「たろし滝」測定会が行われました。
「たろし」とは、つららを意味する「垂氷(たるひ)」がなまったものです。
毎年、この時期につららの太さを測ってその年の米の出来を占っています。
つららが太くなるほど豊作になると言われています。
去年も暖冬でしたが、胴回りが5.5mの立派なつららができていました。
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しかし、今年は暖冬の影響で測定が不能になりました。
1月29日に崩れ落ちてしまったそうです。
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今年2月11日 たろし滝
つららが成長しなかった背景には1月の気温の高さがあります。
花巻市の1月の平均気温は0.1度。
平年より1.7度も高く、1月としては観測史上、2番目に高くなりました。

平成に入ってから令和2年の昨日までのたろし滝の太さをまとめました。
最大は平成24年の6.68mでした。
しかし、測定できない年が目立ちます。
平成以降、32回、計測が行われましたが、そのうち16回は測定できませんでした。

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2年に1回の割合でつららが測定できなくなっています。
大瀬川たろし滝測定保存会の板垣寛会長は、「地球温暖化が顕著に進行しているから対応を考えないといけない。警告している」と話していました。
つららができなくなったのは、地球温暖化の影響を受けていると言えます。
このように測定会を継続していくことは、気候の変動を知る指標として大切だと思いました。

 

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投稿者:大隅 智子 | 投稿時間:20:01

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