2008年12月04日 (木)私のイワテライフ


いよいよ寒くなってきました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
私は、鍋料理とともに岩手の地酒でほろ酔いになるのが
楽しみでございます。仕事のあとは、これが一番です。
岩手は新鮮な魚介類が豊富ですから、海鮮鍋がよろしいですね。
タラやカキなど、醤油でよし、味噌でよし、ぽん酢でよし。
三陸特産の白身魚「ドンコ」も絶品です。
冷やした純米酒が「く~~~」よく合うのでございます。

さてさて、今回は趣味のお話を少々。
私は、35歳でオートバイに目覚めました。
オートバイレースの実況中継を担当したのがきっかけです。
風となって自然にとけこむ感覚。実に良いものです。
一日1000km近いツーリングも楽しんでいました。
でも、この10年は、純粋な競技「オートバイトライアル」に
「ぞっこん」なのです。

え~と「オートバイトライアル」ってご存知ですか?
簡単に言うと「ゴルフ」みたいな競技です。
決められた難コースを、いかに足を着かず(減点せずに)走り切るか、
という競技です。
一度も足を着かずコースを走破すれば「クリーン」。
ま、ゴルフで言えば「ホールインワン」ですね。

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写真の通り、トライアル競技のオートバイは、
細身で軽量、排気量も250cc以下のものがほとんどです。

このオートバイには座る所がありません。
ステップに立ってバイクを操るのです。
で、どんな場所を走るのかというと、
岩や丸太などの障害物を越えたり、急斜面を駆け上がったり、
窮屈なスペースで旋回したり、それはもう大変な世界です。
競うのは、スピードではなくバランスです。
障害が連続するコースで、いかに安定したライディングをするか、
それが勝負です。
よろけて足を一度着けば「減点1」。足を着くほど減点は加算されます。
競技区間(セクション)でエンジンが止ったり、転んだり、後退したら
最悪の減点が課せられます。
決められたルートをはずれてもいけません。
全身でバランスを保ちながら繊細にオートバイを操作する競技です。
経験がものを言います。
ですから、60歳を過ぎても現役バリバリの選手がザラにいます。
70歳を過ぎて、なお楽しめる生涯スポーツなのです。
(使う燃料もごく少量ですから、財布にもやさしいし・・・笑)

私は、岩手に来てトライアルに出会いました。
1996年のことです。
美しい高原地帯を駆け抜けていくトライアルライダーの
何と輝いて幸福そうに見えたことか。
それが「イーハトーブトライアル大会」だったのです。
日本全国から数百人の選手が集まる伝統の大会でした。
私も、さっそくバイクを手に入れて練習し、
翌年の大会に出場したのですが、さんざんな成績でした。
でも、競技場をつなぐ移動ルートの美しさは目を見張るほどでした。
妖精が現れそうな森、澄んだ川の流れ、ヨーロッパを思わせる高原牧場。
何より、未熟な私を導いてくれる仲間がいるのです。
屈託無く笑い合える友がいるのです。
走りながら涙が溢れました。
「本当の幸せ」という言葉が浮かびました。
あれから11年。
私は、毎年「イーハトーブトライアル」に挑戦しています。
一昨年(2006年)は、230人中4位に入ることが出来ました。

岩手や東北の選手権に出場する機会も増え、
初級クラスの表彰台(の頂)に立てるようになりました。
そして、今年は一大決心。
正式に選手登録(国内B級)をして東北選手権(8戦)に全戦参加しました。

uehara02.jpg

さすがに精鋭揃いの大会ですから、コースもレベルも相当な高さでしたが、
どうにかビリにはならずに(笑)戦い抜くことができました。
まずは、経験を積む一年。飛躍のための土台作りでした。
何より、東北各地の皆さんと交流を深められたことが大きな財産になりました。

トライアルの練習は冬も続きます。
練習場の雪を片付けて、凍った泥の中でトライするのです。
この「しゃきっ」とした緊張感が、マイクに向う瞬間に良く似ています。
まさに岩手の大地とトライアルによって支えられている私のイワテライフです。

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来シーズンは、東北選手権・入賞めざして頑張ります。

投稿者:上原 康樹 | 投稿時間:11:43

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コメント

こんにちは。
オートバイトライアルとは意外な趣味でした。
これからも怪我とかしないようにイワテライフ楽しんでください。

投稿日時:2008年12月06日 12:40 | ろくすけ

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