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2016年5月放送 宮崎 夢追い人

宮崎に暮らし、地元で活動を続ける人々の「夢」を描く「宮崎夢追い人」。他人には決して真似の出来ない技を持つ匠。己の仕事に真正面から打ち込み、情熱的に生きる人々。未来に向け日々の練習に励むアスリートなど、宮崎県内でそれぞれの「夢」に向かって生きる人々の情熱や息遣いを、こだわりの映像と音声で表現する番組です。

【総合テレビ】5月・7月・10月・12月・2月の毎週土曜日 午後0時40分~0時45分

バックナンバー

「管楽器技術師 日髙 研一郎」

【総合】(県域)5月7日(土)午後0時40分~0時45分 /5月14・21・28日(土)午後0時40分~0時45分(再)

宮崎夢追い人「日髙 研一郎」

金管・木管を問わず、あらゆる管楽器修理に携わる日髙研一郎さんは、この道37年の大ベテランです。独立して自身の工房を開き10年。今では年間2000本以上の管楽器修理を手掛けます。時には吹奏楽の練習場やコンテスト会場にも出向き、出店さながらの出張修理も行います。
「この仕事はプレーヤーの成長が見られて嬉しい」と語る日髙さん。「プレーヤーが期待する以上の音を引き出す」べく、日々楽器と向き合う日髙さんの熱い想いに迫ります。

管楽器は、クラリネットやフルート等の木管楽器、トランペットやトロンボーンに代表される金管楽器に二分されます。楽器構造もそれぞれ異なり複雑なモノが多く、修理では細かい部品を扱い、繊細な調整が要求され、必然的に手元の器用さが求められます。また単なる「機械的な道具」ではなく「人が息を吹き込んで初めてモノになる」という人間的な部分を加味しながらプレーヤーに合せた調整を行っている辺りが実に興味深い所です。

修理の主要基地となる工房には、所狭しと工具や資材がひしめき、如何なる状態の楽器でも対応出来るよう、日髙さんお手製の工具も多数用意しています。「この仕事は器用じゃないとダメ」と一言。繊細な管楽器を扱う職人らしい一面が垣間見えます。

数多くの吹奏楽コンテストや学校での練習に出向く日髙さんは、工具用と資材用の大きな鞄を2つ持ち歩きます。最初は小さい旅行鞄程度でしたが、現場でのあらゆる要望に応えるべく機材が増えていったそうです。県外の同業者からは「その鞄は何が入ってるんだ?!」と驚かれる事もしばしば。
緊張感漂うコンテスト会場では、泣きながら壊れた楽器を抱えて日髙さんの元を訪れる学生もいるそうで、本番に間に合わせるため、時間と戦いながら真剣勝負が続くそうです。

「私にとって修理は日々の仕事だが、プレーヤーにとって楽器修理は非日常的な事。だからスペシャルな時間にしてあげたい」と日髙さんは語ります。今迄の仕事に満足するのではなく、新たに取り組む1本に対し「これを最高傑作にしよう!」という想いで日々修理に臨んでいるそうです。

 
NHK宮崎放送局「宮崎夢追い人」製作担当者からひとこと

「この仕事やってるとドラマだらけですよ!」と語る日髙さん。共に喜び、泣き、笑い、1つの「チーム」としてプレーヤーに接している姿がとても印象的でした。気さくで笑顔が絶えない日髙さんの元には多くのプレーヤーが集い、楽器修理の腕前はもちろん、日髙さんの人としての魅力が多くの人を引き付けているんだなぁと感じた現場でした。