甲子園宮崎代表の座をかけて 夏の高校野球宮崎大会組み合わせ
- 2023年06月22日
甲子園出場をかけた、夏の全国高校野球宮崎大会が7月8日に開幕します。県総合運動公園の武道館で組み合わせ抽せんが行われました。
4年ぶりに通常開催
去年までは、応援の制限など新型コロナウイルスの影響を受けていた夏の大会。ことしはようやく、コロナ禍前と同じルールのもと開催されます。組み合わせ抽せんも、去年まではオンラインが中心でしたがことしは4年ぶりに出場46校のキャプテンが一堂に会しました。
20分ほどで全員がくじを引き終わり、組み合わせが決まりました。
全組み合わせと注目カード
☆Aパート☆
第1シードの高鍋は、去年ベスト4に進んだ都城泉ヶ丘との初戦。第8シードの都城商業は、8年前に決勝で涙をのんだ宮崎学園と対戦します。
開幕戦は、鵬翔と宮崎農業が顔をあわせます。
☆Bパート☆
春の県大会の優勝校で5年ぶりの甲子園を目指す第5シードの日南学園は都城工業と対戦。第4シードの小林秀峰は去年秋とことし春、いずれも県大会ベスト4で初優勝を目指します。延岡商業との初戦です。
☆Cパート☆
夏の甲子園で準優勝した2013年以来の出場を狙う第3シードの延岡学園は日向学院との対戦。21年ぶりの出場を目指す第6シードの日章学園は都城西との顔合わせです。去年の準優勝校、宮崎西はノーシードで宮崎大宮との初戦です。
☆Dパート☆
去年の優勝校で第7シードの富島の相手は聖心ウルスラ学園。初戦から好カードとなりました。第2シードの宮崎商業は宮崎第一との対戦です。
注目校の意気込み
第1シード 高鍋高校
3年生のエース左腕、山床志郎(やまとこ・しろう)投手を軸とした守りのチーム。エースの持ち味は130キロ台の速球と変化球をコースに投げ分ける制球力です。5~6月にかけて行われた県大会でも優勝に貢献しました。40年ぶりの夏の甲子園出場を目指します。
森下主将
(21世紀枠の候補に選ばれたもののセンバツ出場をあと1歩で逃し)宮崎県で自分たちが唯一この悔しさを味わったので、その分夏にかける思いは強いです。初戦の入り方を大事にして順調に勝ち進んで夏の甲子園の切符を勝ち取りたいです。
第2シード 宮崎商業高校
秋の県大会の優勝校で、2年生中心のチームの特徴は相手の隙を突く野球です。優勝した秋は5試合で10個の盗塁。準決勝ではスクイズで決勝点をもぎ取り、決勝進出と九州大会の出場権を手にしました。新型コロナの影響で本大会出場を辞退したおととしの夏以来、2年ぶりの甲子園を目指します。
松浦主将
1試合1試合勝って、自分たちの目標である「甲子園で勝つこと」が達成できるように頑張りたいです。
しっかりとぬかりなく準備をして、応援に来てくれた人たちの期待にこたえられるように勝っていきたいと思います。
大会の幕開けは
開会式の選手宣誓は希望した19校のキャプテンによる抽せんの結果、日向高校の長野大和(ながの・やまと)主将に決まりました。
長野主将
自分の宣誓で活気あふれる大会になるように頑張ります。しっかり考えたいと思います。
第105回全国高等学校野球選手権記念宮崎大会
会場:サンマリンスタジアム宮崎
アイビースタジアム
日程:7月8日(土)開幕
準決勝:7月23日(日)
決勝:7月25日(火)
(予定・ともにサンマリン)
NHKでは、準決勝と決勝の3試合をテレビとラジオで中継します。3年生にとって最後の夏、熱くお伝えします!