WBC宮崎キャンプで来県の方へ！滑川和男アナのチキン南蛮情報

NHK宮崎アナウンサーの滑川和男です。宮崎の県民食ともいえる「チキン南蛮」私も大好きで、宮崎に赴任した新人時代は週5日ペースでチキン南蛮弁当を食べていました。全国的に有名になり、県外でも食べられるようになりましたので、食べたことがある方も多いかも知れません。いま宮崎はプロ野球の春季キャンプとWBCの強化合宿、そして国公立大学の二次試験前期日程で、県外から多くの来県者を迎える時期です。「せっかく宮崎に来たのだから、本場のチキン南蛮を食べたい」そう思っている方も少なくないと思います。でも、ひとくちにチキン南蛮といっても、店によって様々な違いがあるのです。そこで、宮崎勤務2回目の私が、これまで食べたチキン南蛮をご紹介しながら、宮崎のソウルフードの奥深さをご案内します。

日向市
代表的なタイプのチキン南蛮

まずご紹介するのは、JR日向市駅から徒歩3分、日向市の洋食店のチキン南蛮です。落ち着いた店内、ご夫婦で切り盛りされています。大きな大きな鶏むね肉をじっくり揚げて作るボリューミーなチキン南蛮。甘酢にもしっかり浸かっていて、たっぷりかかったタルタルソースとの相性も抜群です。個人的見解ですが、宮崎のチキン南蛮の代表的なタイプといえば、こちらのタイプを思い浮かべます。

店内にあったトロフィーを見せて頂くと、「からあげグランプリ」チキン南蛮部門で最高金賞の文字がありました。これからも美味しいチキン南蛮をお願いします！

延岡市
タルタルのないタイプのチキン南蛮

続いては、延岡駅から徒歩3分ほどの繁華街にあるチキン南蛮の専門店です。チキン南蛮と言えばタルタルソースがかかっているのが定番ですが、こちらの特徴は、タルタルソースがかかっていないシンプルなところです。宮崎県産の鶏のむね肉に小麦粉をつけて、溶き卵にくぐらせて揚げ甘酢のタレをつけただけのシンプルなチキン南蛮です。衣が綿あめのようにフワフワとしていて、優しい食感です。キャベツがザク切りなのも特徴です。さっぱりした味わいで、何度食べても食べ飽きないチキン南蛮です。

有名店なので行列が出来ることもしばしばです。オープンに近い時間に行けば、少ない待ち時間で食べられるかも知れません。

都城市
骨付きワイルド風チキン南蛮

続いては、都城駅から車で7分ほどのレストランのチキン南蛮です。他では見ないビジュアル！そうなんです、骨付きもも肉を使っているのです。むね肉も選べますが、お店の方にお勧めを聞いたら「もも肉ですね」と教えてもらいました。

地元の若鶏を使っていて、さすがのジューシーさですね。厚みがありますが、柔らかいのでとても食べやすいです。身の部分は骨が取り除いてあるので、ご安心下さい。

日南市
とんかつ屋さんのチキン南蛮

続いては、日南駅から徒歩5分ほどの所にあるとんかつ屋さんのチキン南蛮です。こちらは人気のとんかつ屋さんで私もはじめはとんかつ目当てに行ったのですが、その際、チキン南蛮を注文するお客さんが結構いたんです。そこで次に訪れた時、思い切ってチキン南蛮を注文したんです。勇気を出して注文して良かったです。とんかつ屋さんらしく、カラッと揚がっていて、甘酢をくぐらせていてもサクサク感が残っています。肉はもも肉を使用しています。半数以上のお客さんがチキン南蛮入りのメニューを注文するそうです。

タルタルも見た目よりも軽く、肉との爽やかなコンビネーションでした。ご飯・キャベツ・お味噌汁お代わり自由のとんかつ屋さんルールは、チキン南蛮にも適用されます！

宮崎市
喫茶店のランチのチキン南蛮

最後は、宮崎市の中心部にある喫茶店のチキン南蛮です。宮崎駅から徒歩10分少々です。こちらは月曜日と土曜日のランチ限定メニューです。私は土曜に行きましたが、春季キャンプの時期ということで、県外客と思しき方が行列を作っていました。甘めの甘酢ダレがこんがり揚がったもも肉にたっぷりかかっています。

甘酢ダレが肉によく絡みます。付け合わせのグリンピースや芋、ニンジンも珍しいですね。チキン南蛮は曜日限定ですので、ご注意下さい。

まとめ

というわけで、私が食べたチキン南蛮を駆け足でご紹介しましたが、まだまだ多くのチキン南蛮が宮崎にあります。初めてのお店で食べると「こんなチキン南蛮の世界があったんだ！」と驚くこともしばしばです。ぜひ多くのチキン南蛮を食べて、その奥深さを味わってみてください。そしてパワーをつけて、WBCを楽しんで、大学受験も頑張って下さい！