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NHK宮崎 滑川和男アナウンサー ペット可愛い都城の温泉に入る

  • 2023年02月16日

NHK宮崎アナウンサーの滑川和男です。県内各地のローカルな温泉を訪ねるシリーズ。今回はJR西都城駅近くにある地元の方に愛されている温泉をご紹介します。なんでも、看板ペットがいるんだとか。早速、行ってみましょう!

雰囲気は昭和レトロ

西都城駅から歩いて2分ほど。静かな住宅街の中に、その温泉はありました。看板には大きく「湯」の字。なんとも昭和レトロな雰囲気がいいですね~。でも、営業開始は、平成8年ということで、昭和ではありません(笑)宿泊が出来るお部屋もあります。温泉の名前に「幸福」と入っていて、入る前からほっこりしますね。

泉質は単純炭酸鉄泉

浴室に入ると茶色く濁ったお湯が目をひきます。泉質は鉄分が抱負な単純炭酸鉄泉。初めは無色透明ですが、空気に触れると茶色くなります。かけ流しの温泉で、入ると少し鉄の香りがします。ちょうど良い温度で、ず~っと入っていたくなります。

支配人さんによると、お客さんからは「温泉に入ると足が楽になる」という話をよく聞くそうです。毎日でも入りたいので、近所に引っ越してきたお客さんまでいらっしゃるのだとか。地域で頼りにされる温泉なんですね。

サウナに水風呂が2つ

こちらの温泉にはサウナもありますが、注目は水風呂が、2つもあることです。右側は20℃、左側は冷却して15℃にしてあるそうです。サウナ好きで、冷たい水で整いたい!という方は15℃の方がいいかもしれません。かなり、冷たかったですが、気持ちいい~!屋外には、外気浴が出来るベランダも設けられています。かなり“サウナー”を意識した施設となっています。

無くなったら困る そんな声に押され

温泉の支配人は渡瀬智美さんです。創業者で先代の社長の曽原信行さんがコロナ前の2019年に体調を崩されました。そこで温泉を継続していくため、長く勤めていた渡瀬さんに経営を託したんだそうです。その時、渡瀬さんは30代!「いきなりそんなこと言われても…」という感じでしたが「ここが無くなったら困る」という常連客からの声の押されて、最終的に経営を引き受けたそうです。曽原さんも今はすっかり元気になって、渡瀬さんの仕事を温泉のように温かく見守っています。

2代目 看板ウサギのサンちゃん

男湯と女湯の入り口の間にある小屋の中に住んでいるのが渡瀬さんが飼い始めた看板ウサギのサンちゃんです。種類はアンゴラのミックスではないかということです。小屋から顔を出してお客さんからなでなでされるのを待っている人懐っこいサンちゃんです。

実は看板ウサギには先代がいて、名前をモンちゃんといいました。そして、3代目の看板ウサギの名前ももう決まっていて、ミシェルちゃんだそうです。3代あわせて「モンサンミシェル」!なんでモンサンミシェルなのかというと渡瀬さんは先代のウサギを迎えた時に「モンサンミシェルに行きたい!」と思っていたんだそうです。でも温泉宿泊のサービス業に携わるとなかなかまとまった休みが取れずモンサンミシェルに行く夢が叶っていません。温泉を楽しみにしている人がいると思うと、お休みは後回しになってしまう…そんな頑張り屋さんの渡瀬さんでした。

都城では巨人のキャンプも

こちらの温泉、2月は宿泊の予約も多く入っていて、球団として49年ぶりに都城市でキャンプを行っている巨人3軍の様子を見に行くお客さんなんだとか。そこで練習場所の高城運動公園に私も行ってみました。

この日は日曜日でしたが、午前10時前の人出はこのぐらいでした。キッチンカーが出たり、ジャイアンツグッズの売店もあって、のんびりじっくり若手選手の奮闘を見守れるファンには嬉しい環境だと思いました。

  • 滑川 和男

    宮崎局 アナウンサー

    滑川 和男

    宮崎は新人以来2度目勤務
    令和5年度で勤続30年

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