3年ぶり"神武さま" 1970年懐かしの映像公開 宮崎アーカイブス

3年ぶりに開催された"神武さま"

宮崎神宮大祭は明治9年に始まり、140年以上の歴史がある宮崎を代表するお祭りで「神武さま」の愛称で親しまれています。祭りの最大の見どころで、華やかな衣装で市の中心部を練り歩く行列は、新型コロナの影響でことしは３年ぶりの開催となりました。

初日となる29日は、1600人の行列が宮崎神宮を出発し4キロ余り先の大淀御旅所までを3時間ほどかけて練り歩きました。このうち、橘通り3丁目の交差点付近では、“行列の華”とも言われる「ミスシャンシャン馬」が姿を見せると、詰めかけた人たちは花嫁姿の女性が鈴を付けた馬に乗る様子を写真に収めるなどして楽しんでいました。

家族で訪れていた30代の男性は「初めて見に来ましたが、規模が大きく感動しました。子どもたちも獅子舞にかまれて元気になったと思います」と話していました。また、この男性の母親は「数十年ぶりに来たのですが、華やかでよかったです。この先も続いてほしいです」と話していました。宮崎商工会議所によりますと、29日はおよそ8万人が見物に訪れたということです。

宮崎アーカイブス・神武さま（1970年）

NHK宮崎に残る懐かしの“神武さま”の様子をまとめて公開します。まずは1970年。この頃は橘通のフェニックスもまだ低いですね。

宮崎アーカイブス・神武さま（1978年）

こちらはミスシャンシャン馬の練習風景。お祭りの前日に行われていたという馬に乗る練習の様子です。

宮崎アーカイブス・神武さま（1990,91年）

この頃のミスシャンシャン馬は「ミス綾町」に「ミス佐土原」など、宮崎市周辺の自治体からそれぞれ女性1名が選ばれていたそうです。いまでは協賛企業が馬に乗る女性を選んでいます。