宮崎 伊勢えびまつり2022 旬のグルメを味わう
- 2022年09月22日
アナウンサーの内藤雄介です。宮崎の秋の風物詩「日南海岸伊勢えびまつり」が、今年も11月末まで開催されています。日南市の漁業関係者によると、台風14号による大きな影響はなさそうだということです。台風通過前後は漁を見合わせましたが、その後は通常に戻ったとのこと。まつりの期間中は、日南市の14店舗で自慢の伊勢えび料理が楽しめます。皆さんも旬を味わってみませんか?
伊勢えびの日本一の産地は?
さて、本題に入る前にひとつ問題です!伊勢えびの日本一の産地はどこでしょうか?「伊勢」えびなんだから三重県?と思ったそこのアナタ!そんな単純な話があるわけが・・・正解です!!(なんじゃそりゃ)
農林水産省が発表している2020年度の水揚げ量は1位が三重県、2位が千葉県、3位は和歌山県でした。宮崎県はというと・・・6位!堂々の全国上位となっています。
11月末まで「伊勢えびまつり」
今シーズンの伊勢えび漁解禁に合わせて私が生中継のため訪れたのは、日南海岸沿いの料理店。今年で創業50周年を迎える老舗です。
ここからは放送の画像も交えてご紹介します。
店に入るとさっそく伊勢えびとご対面!立派な体に長いひげ、その大きさにスタジオの滑川キャスターもびっくりです。「目が合っちゃった(笑)」と夏田キャスター。
店の代表、谷川圭之さんです。父親が創業した店の2代目として味を守り続けています。若いころは京都で修業していたそうです。
プロの技 伊勢えびの「早さばき」
長年伊勢えび料理を提供し続けてきた谷川さんが、お客さんに少しでも新鮮な伊勢えびを味わってもらいたいと編み出したのが「早さばき」。店の生け簀(す)からあげたばかりの伊勢えびを、あっという間に殻を外して、わずか1分ほどでお客さんのもとへ。手の体温が伝わる前にさばききることで、ぷりぷりとした歯ごたえをより楽しんでもらえるのだとか。目の前で見せていただき、華麗な手さばきに熟練の技を感じました。
伊勢えび祭りで楽しめる料理は
宮崎の伊勢えびまつりで食べられる代表的な料理を作っていただきました。
早さばきで盛り付けられた「活け造り」はとても甘味がありました。「塩焼き」は思わず深呼吸したくなるような香ばしいかおりがたまりません!「味噌汁」はダシがよく出ていて、一口飲むとまぁおいしいこと。
そしてこちらはちょっと珍しい伊勢えび料理。「ずし」という名前で、日南の郷土料理なんだそう。言うなれば、伊勢えびの炊き込みご飯です。伊勢えびのうまみがたっぷり染み込んだご飯が絶品でした!
初の試み 宮崎市とコラボ
「日南海岸伊勢えびまつり」では、今年から新たな取り組みを始めました。観光需要を掘り起こそうと、宮崎市とタッグを組んだのです。その内容について、宮崎市観光協会の矢野さんと、「日南海岸伊勢えびまつり」実行委員会の本田会長に伺いました。
宮崎市青島から日南市までの宿泊施設に泊り、伊勢えびを食べた人が応募できるスタンプラリーを初開催します。宮崎カーフェリーの乗船券や、両市のホテル宿泊券、そして宮崎牛などが当たります。期間は10月末までです。皆さんのご参加をお待ちしています!
「日南海岸伊勢えびまつり」は今年で37年目を迎えます。日南市内の14の店舗がいろいろな創意工夫をこらして料理を提供しています。
アンケートに答えていただいた方の中から抽選で日南市の特産品をプレゼントします。おいしい伊勢えびを味わいにぜひお越しください!
県内では、北部の延岡市から大分県佐伯市にかけての日豊海岸でも、およそ30の店舗が協力して「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り」が開催されています。こちらも期間は11月末まで。県北に近い方は、こちらを訪れてみてはいかがでしょうか?旬の伊勢えびを食べて秋を元気に乗り切りましょう!