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栄養満点・青パパイヤの下処理~レシピ7選 産地のJA西都が紹介

ミステリー×クッキング #8
  • 2022年09月15日

酵素たっぷり野菜として知られる青パパイア。8月~11月に旬を迎えます。NHKとともに「ミステリー×クッキング~青パパイアを応援~」に取り組む、産地・宮崎県西都市のJA西都が考案したレシピ7選をご紹介します。

青パパイアの下処理

青パパイアを縦半分に切り、種があればスプーンなどでかきだします。皮をむくのはピーラーがお薦めです。包丁でもむけますがツルツル滑るので、ピーラーでむくのが簡単です。肌の弱い人は青パパイアからパパイン酵素と呼ばれる酵素が出てくるので、手袋をつけて作業すると安心です。適当な大きさにカットしたあと、水に5~10分程度さらせば下処理は終わりです。

(左)種のとりかた (右)皮のむき方

簡単おつまみ 青パパイアの「だし唐揚げ」

材料(2人分)
青パパイア・・・1個、白だし・・・大さじ1、薄口醤油・・・大さじ3、片栗粉・・・適量

つくり方
① 青パパイアの皮をむき、縦に4等分して、厚さ5mmに切る
② ジッパー付き保存袋に、①と和風だし、薄口醤油を入れて軽く揉み、15分程冷蔵庫に置き、味をなじませる
③ ②の汁気をきって、片栗粉を全体にまぶす
④ 高温の油で色づくまで揚げ、カリっとなったらすぐに引き上げて油をきる
⑤ 温かいうちに、塩(分量外)をふりかける

Point
だし醤油のシンプルな味付けでやみつきになる唐揚げです。厚さを厚くして揚げてもホクホクな触感になります。フライドポテトのように食べることができます。

酵素たっぷり「さわやかハチミツ漬け」

材料(2人分)
青パパイア・・・1/2個、レモン・・・1/2個、パイナップル・・・1/2個、ハチミツ・・・180cc

つくり方
① 皮をむいた青パパイアを縦に4等分し、厚さ5mmに切る
② レモンは両端を少し切り落として縦半分に切り、種を取って3mm程の厚さに切る
③ パイナップルは皮をむき、5mmの厚さに切る
④ 密閉容器に材料をすべて入れ、ハチミツを加え軽くまぜる
⑤ 冷蔵庫で半日~1日冷やしたらできあがり(ときどき軽く混ぜるとgood)

Point
パイナップルはグレープフルーツなどのかんきつ類やリンゴでも美味しいです。

南国の風、香る「青パパイアのスープカレー」

材料(2人分)
青パパイア・・・140g、たまねぎ・・・1/2本、にんじん・・・1/2本、鶏もも肉・・・160g、カレーパウダー・・・大さじ2、水・・・800cc、スープカレーの素・・・100g個、トッピング用焼き野菜(ピーマン・なす・かぼちゃなど)・・・適量

つくり方
① 皮をむき、種をとった青パパイアを大きめの乱切り(カレーのじゃがいもをイメージ)にし、水にさらしておく
② たまねぎはくし切り、にんじんは小さめの乱切りにする。トッピング用の野菜をフライパンで焼き色をつけながら焼く
③ ひと口大に切った鶏もも肉に、カレーパウダーをふりかけなじませる
④ 鍋に入れた水を沸騰させ、具材を入れて柔らかくなるまで煮込む
⑤ カレーの素を入れひと煮立ちさせ、焼き野菜を添えて完成

Point
青パパイアの煮込む時間を短めにすると「じゃがいも」、長めにすると「とうがん」のような触感になります。普通のカレーライスにも応用できますよ。好きな食感を見つけてください。

青森の郷土料理をアレンジ「にんじんの子和え」

NHK「ミステリー×クッキング」で青森の郷土料理研究家が考案した、津軽の味とのコラボレーションメニューです。

材料(4人分)
青パパイア・・・120g、にんじん・・・120g、明太子・・・30g、だし汁(薄めの麺つゆに煮干しと昆布を浸して作ったもの)・・・100cc、醤油・・・小さじ1、酒・・・小さじ1、ねぎ(小口切り)・・・10g

つくり方
① 青パパイアは皮をむいて、長さ4-5cmの千切りにし、水にさらしておく
② にんじんは長さ4-5cmの千切り(青パパイアより少し細く)にし、明太子は薄皮をとってほぐしておく
③ だし汁でにんじんを炒り煮し、火を通す。水気を切った①を入れて、ひと煮立ちしたら、明太子を入れて醤油と酒で味を整える
④ 全体に火が通ったら火を止め、ねぎを加えて完成

Point
子ども向けに明太子の代わりに「たらこ」で和えると食べやすくなります。

超簡単「酵素×乳酸菌」青パパイアの「ピリ辛キムチ」

材料(2人分)
青パパイア・・・1/4個、塩・・・適量、キムチの素(液体タイプ)・・・適量

つくり方
① 青パパイアは皮をむいて縦に薄切りにし、水にさらす(15分)
② 水をきって塩をまぶす(15分)
③ ②を軽く水で洗い、水気をきる
④ ボウルやファスナー付き保存袋に入れ、キムチの素をひたひたに注ぐ
⑤ 1日以上おいて完成

Point
冷蔵庫で3-5日保存できます。辛いのが苦手な方はキムチの素ではなく、浅漬けの素でもOK

コリコリ触感 青パパイアの「月見つくね」

材料(6個分)
青パパイア(小)・・・1/4個、小麦粉・・・大さじ2、水・・・大さじ1、ごま油・・・大さじ1、青じそ・・・6枚、卵黄・・・1個分
<たれ>醤油・・・20cc、みりん・・・20cc、砂糖・・・大さじ1、水・・・大さじ1
<A>鶏ひき肉・・・200g、ねぎ(小口切り)・・・大さじ2、しょうが(すりおろし)・・・大さじ1、塩・・・少々、こしょう・・・少々

つくり方
① 皮をむいた青パパイアを5mm程度の角切りにし水にさらしておく
② ボウルに①と<A>の材料をすべて入れよくこね、さらに小麦粉、水を加えてこねる
③ ②を6等分にして丸め、フライパンにごま油を熱して焼く。<たれ>を入れサッと絡める
④ お皿に青じそを敷き、③をのせて完成。お好みで卵黄を絡めてください

Point
角切りで入れた青パパイアが鶏軟骨のような触感で、おかずにもおつまみにも間違いなしです。

「青パパイアのシャキシャキ ナムル」

材料(4人分)
青パパイア・・・1個、にんじん・・・1/4本、豆もやし・・・70g、塩・・・小さじ1/2、
<A>鶏がらスープの素・・・適量、白いりごま・・・大さじ1、ごま油・・・大さじ1、にんにく(すりおろし)・・・適宜

つくり方
① 青パパイアの皮をむいて千切りにし、水にさらす
② にんじんは千切り、豆もやしはゆでておく
③ ①の水気を切って②のにんじんを加え、塩をまぶしてよく揉みこみ、数分おいておく
④ ③の水分をしぼり②の豆もやしとボウルに入れ、<A>で味をつける
⑤ よく混ぜあわせて冷蔵庫で冷やし、味をなじませる

Point
「ほうれんそう」や「にら」のような葉物を加えても美味しいです。

8月~11月が旬の青パパイア

パパイアというと南国感あふれるオレンジ色のトロピカルフルーツをイメージする人も多いと思いますが、熟す前の青い状態で食べるのが「青パパイア」です。熟す前に食べた方が“パパイン”と呼ばれるたんぱく質を分解する酵素や、ポリフェノール、アミノ酸が豊富に含まれています。ちなみに、熟したパパイアは「果物」ですが、青パパイアは「野菜」として扱われます。

宮崎では西都市や児湯郡などを中心に栽培が広がっている青パパイア。野菜としての知名度はまだまだですが、近年は健康志向の高まりを背景に注目を集めている食材です。

保存するときは丸ごとの場合は、キッチンペーパーや新聞紙で包みポリ袋に入れて冷蔵庫に入れてください。1週間ほど保存可能です。カットしたものはラップでぴったりと包んで冷蔵し、早めに使用してください。冷凍保存する際はスライスや千切りにして、あく抜きをしてから急速冷凍をしてください。1カ月程度保存ができるようになります。

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