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Z世代がリアルを叫ぶ!(後編)

執筆者のアイコン画像神谷風歌(広報)
2022年06月24日 (金)

「茨城でやったイベントだから、みんな茨城が好きだから、生まれたリリック(歌詞)」。参加者のひとりがそう話してくれました。

6月4日に水戸市内で行ったヒップホップイベント『イバラキ⤴イタダキ⤴』、全12組のパフォーマンスをお届けします。(後編)

#7 西山駿希

 

西山駿希(にしやま・しゅんき)さんは東海村出身の大学生です。この春構成作家になる夢をかなえるために故郷を離れました。でも、いつかは必ず、ジモトに戻ると決めています。

トリル)
まず『スパイ』っていうタイトル、すごく視点がいいなと思って。茨城から東京に行って「かます」とかよく聞くじゃないですか。けどそうじゃなくて、「俺はスパイだぞー」っていうところ。構成作家、向いてるんじゃないかって思いました。
あっこ)
本当リリックがすばらしいなと思って。視点がほんと、トリルさんも言ってたように全然違うなと思ったし、私的には「遊びもバイトもサークルも/結構順調最高です」っていうのが好き。ああ充実してんだ、いいな〜と思って。ポジティブなところがすごいかっこよかったですね。

#8 安田麻莉

 

小学生のときから結城市に住んでいる安田麻莉(やすだ・まり)さん。お笑い大好き。大ファンだというカミナリへの想いあふれるラップを披露しました。

あっこ)
いや~もうほんと、すごかった。私的には「カミナリ/わたし/三位一体」、あれ喰らいましたね。今日イチのパンチラインだと思います。

たくみ)カミナリは2人組じゃなかったんだな。

まなぶ)3人だったんだな

マチーデフ)
このトラックは「トラップ」っていうジャンルになっているんですけれども、こういうのせ方あるんだっていう。なんか僕もちょっとまだよく分かってないというか…すごい時代を先取ってる可能性もあります。
実はよく聞くとちゃんとリズムが裏に入ってたりしていて、ピアノやってるからかなのか、ちょっと音楽的なところや語りっぽいのもあって。最後に呪文みたいなのがあるんですが、もしかして聞き取れなかったかもしれないけど歌詞に「ジヌプパパフリオニュミニュトゥワントゥワセコンド」って書いてあって、これの意味もまだ聞けてないんですけど。

まりさん曰く、「1分23秒ではカミナリのこと伝えきれない」という意味のフランス語だそうです!!

#9 中村謙吾&古宇田侑希

 

夢はプロダンサー!鹿嶋市のスタジオや公園で練習に励んでいる中村謙吾(なかむら・けんご)さんと古宇田侑希(こうだ・ゆうき)さん。ラップとダンスの二刀流パフォーマンスで会場を盛り上げました。

トリル)
僕個人的に一番気になってて。 見た目かっこいいし。
例えばJP THE WAVYとかもダンスやってて、そこからラッパーとしても成功してるじゃない?ダンサーってトレンドにすごく敏感というイメージがあるんで、最新のトラックで何かやってる所を見たいなって思ったんですよね。

よかったと思います。まだまだ粗削りだけど、かっこよかった。

#10 谷田部颯

 

アルバイトをしながらプロのラッパーを目指している石岡市の谷田部颯(やたべ・そう)さん。「紙見てるなら、俺のラップ聞け」というアドリブに、ゲストたちの反応は…

あっこ)
そういえばわたしも昔ライブしてるとき、スマホ見ながら下向いてるお客さんに「いや、ココにいるから!!」みたいな感じで言ってたなって。すごいデジャブだった。今、久しぶりに殴られたみたいな気持ちになった。言ってた側が、言われる側になっちゃったって思って、やばいって。ありがとう、ほんと。
トリル)
僕が紙を見てた理由があって、歌詞が途中から全然違うようになってた。だからフリースタイルかましたのかなと思って。

「歌詞が飛んじゃって、もうしょうがないかな、フリースタイルでやるしかねぇ、って思って」と谷田部さん。

あれ?おかしいな、今どこを歌っているんだろう?と思って、トリルさんもあっこさんも台本を確認していたのだそうです。

#11 國谷文翔

 

茨城町の大学生、國谷文翔(くにや・あやと)さんがラップに出会ったのは中学1年のとき。高校生のときに大会に出るも、結果を残せず。それでも、コロナ禍でもオンラインイベントに参加してスキルを磨いてきました。

トリル)
インターネットを使ってラップのスキルを磨いてるっておっしゃってたと思うんですけれども、それは本当にそれはすごくいいことだと思うし、それをやってるうちに多分仲間って勝手に増えるから、今はそれをやり続けるべきなのかなって思いました。 かっこよかった。スキルフルだったし。
あっこ)
トリルさんの話の続きになっちゃうけど、ネットでどんどん仲間を増やしていって、自分の“シマ”みたいなのができてきたら現場を一気に広げて。そしたらさらにレベルがバッと上がると思うから、頑張ってください。

#12 鈴木隆聖

 

最後に登場したのは、ひたちなか市の鈴木隆聖(すずき・りゅうせい)さん。幼いころから周囲とコミュニケーションがうまくとれず、苦しい日々を過ごしてきました。でも、高校卒業後に夢中になったラップを通してなら、自分の想いを思い切り表現できる!

トリル)
もう、ずっとヒップホップやってほしいですよね。やっぱりヒップホップってこういうことだと思うんで、本当に何かすごかった。

ヒップホップって悪いイメージが多分多いと思うんだけど、こうやってヒップホップで救われて頑張ろう、ヒップホップで昇華してるっていうのが、本当にヒップホップっすね。
あっこ)
歌詞が飛んじゃったところで、「俺は俺として堂々と生きたい」みたいな事をすごい力強く言ってたんですよ、詰まりながらね。逆にそこがめっちゃよくて、「本物のライブを見たな」っていう感じがして、心から感動しました。

私自身もラップに救われて今があるし、「あ、同志だな」みたいな気持ちになったし、ほんと続けてほしいって思います。 よかったです。
マチーデフ)
今もちょっと泣きそうな位の感じなんですけど。

「やっぱラップってこれがあるからいいよな」って。ラップ、ヒップホップって自分の気持ちを吐き出して浄化できる。こういう作用を持ってる音楽ってほかのジャンルでもあるかもしれないけど、やっぱり僕はこういうところでヒップホップが好きになって。それを体現してくれてて、歌詞は飛んだけどそこには自分の思いがバッチリ乗っかってて、この会場にいる人たちの心をつかんだと思うんです。あの瞬間に「ヒップホップを見たな」っていうか…ちょっと言葉が出ない。

カミナリのたくみさん・まなぶさんも「This is HIPHOPだね」と語ったラップで<イバラキイタダキ>出場者の全パフォーマンスが終了しました。

茨城が好きだから生まれるリリック

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まなぶ)レベルも高いし、初心者の方も思いを伝えるスキルはもうラッパーさんと変わらなかったし、すばらしかったですね。感動した。

たくみ)昔を思うと、ヒップホップとかって何か俺らだけ好きなカルチャー・音楽なのかなみたいな、友達とヒソヒソこの曲いいよねっていうような時代だったんすよ。今はこんなにも好きな人いるんだなって。いい時代ですよ。当時からいてほしかったですけど。

マチーデフ)
僕もいろいろ新しい発見というか、自分がヒップホップを始めた頃の気持ちとかも思い出したりもしました。この1か月本当に1週間に1回ぐらい連絡を取り合ってたので、こっからぼく急に寂しくなるんですよね。
あっこ)
たくさんのモノをいただいちゃったなっていう時間でした。本当に、すばらしかったです。普段クラブイベントとかでは見れないものばかりをこんなに見させてもらって、あと忘れかけてた気持ちとか感覚とかいっぱい、コアなものがすごい詰まっていて、かなり食らいました。
トリル)
僕自身もすごく刺激をもらえた一日だったと思います。
結果云々じゃなくて、この企画に一歩を踏み出す勇気って多分人生の中で本当にすごいことだと思うんですよ。この一歩を糧に、いろんなことやりたいって人いっぱいいたんで、その一歩につなげてもらえればなって思いました。

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▼前編はこちらから
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