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茨城のお菓子を世界へ!

執筆者のアイコン画像住野博史(記者)
2022年09月29日 (木)

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で気軽に海外旅行に行けない時期が続いたなか、日本のお菓子が定期的に届く「サブスク」が海外で売り上げを伸ばしています。
せんべいやあられといった、私たちが日頃から食べているお菓子が、海外の若者たちにとって“クール”だというのです。このサブスクのラインナップに、茨城のお菓子も選ばれました。

 

 

コロナ禍で・プチぜいたくに 日本のお菓子が人気

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海外向けに茨城のお菓子を詰め合わせた「茨城ボックス」。中には、せんべいやクッキー、ポン菓子など10種類あまりのお菓子が入っています。9月から、アメリカやヨーロッパなどに数万箱が送られています。

海外向けのお菓子のサブスクを始めたベンチャー企業によると、自分へのご褒美や毎月のちょっとした楽しみとして欧米の若い世代に好評で、コロナ禍で気軽に海外旅行ができない中、申し込みが増えているということです。

 

茨城の魅力をかりんとうで伝える

牛久市でかりんとうを作っている菓子メーカーは、茨城特産のメロンの果汁を使ったり、地元のみそを使ったりと、茨城ならではの素材にこだわってさまざまな風味のかりんとうを開発してきました。

この姿勢が評価され、今回、「茨城ボックス」用の新商品を作ってほしいと依頼されました。

20220929s_2.jpgメーカーにとって、初の海外展開です。海外ではどのような味が好まれるのか、ベンチャー企業と相談しながら目をつけたのが、茨城特産の「くり」でした。笠間のくりのペーストを、蜜にたっぷり使うことにしたのです。

20220929s_3.jpgかりんとうメーカー 染谷清賢社長
くりは、海外でもモンブランなどのスイーツに使われているので、なじみがあると思います。素材に茨城のものを使うことで、地域を活性化させていきたい。そして、このかりんとうをきっかけに、海外の人に茨城のことを知ってもらいたい。

20220929s_4.jpgパッケージのデザインも、ベンチャー企業のアドバイスを受け、海外を意識しました。海外の人に「茨城」や「かりんとう」を知ってもらおうと、英語で表記。一方で日本のお菓子だということもしっかりアピールしようと、日本語の表記も残しました。

 

くり風味の評判がよければ、ほかの味も海外の人に食べてほしい。海外でもかりんとうがポピュラーになってほしいと、夢は広がります。

かりんとうメーカー 染谷清賢社長
海外の人が、かりんとうを食べてどんな反応をするのか、直接見てみたいですよね。とにかくまずは味わってもらい、日本のお菓子を知ってほしいです。

 

コロナ禍で途絶えた海外展開 再び世界へ!

「茨城ボックス」に選ばれたスイートポテトは、笠間市の、農作物の生産から加工・販売までを手がける農業法人が作っているものです。

こちらも茨城県産のさつまいもにこだわり、最初はわずか3人で作り始めましたが、いまでは道の駅などでも取り扱われる人気商品になりました。

20220929s_5.jpgこのスイートポテト、実は4年前、シンガポールに輸出されていました。しかし、販売が軌道に乗るかというところで、新型コロナの感染が拡大。輸出は2年でストップしてしまいました。

 

「茨城ボックス」を通じて海外の多くの人に食べてもらえれば、再び海外展開の道が開けるのではないかと期待を寄せています。

20220929s_6.jpgスイートポテトをつくる農業法人 永田修一社長
原材料表記なども全部英語バージョンにして、海外にこれからどんどんPRしていこうという矢先につまずいたようなかたちになり、当時はがっかりしました。今回の取り組みはありがたく、また海外での販売を復活させたいと期待しています。茨城の農作物には自信があるので、どんどん海外に向けてPRしていきたいと思っています。

茨城にとことんこだわったお菓子作りが切り開いた、海外進出のチャンス。小さなひと箱から、茨城の魅力が世界に広がっていくことを期待したいと思います。

 

 

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