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「漫画を読まないなんて損ですよ!」 EXILE NAOTOさんが語る!漫画パワー

小学生のときにお兄さんの影響で漫画を読むようになったという、EXILE NAOTOさん。
かれこれ30年近く漫画推し!これまで読んできた漫画タイトルは数知れず…

「漫画は日本発のすばらしい文化、ぜひ体験していただきたい」と熱弁するNAOTOさん。
作品を通じて、自身のダンスパフォーマンスにいかすこともあるんだそうです。
漫画の魅力とは?漫画からもらえるパワーとは?
3月13日に出演した「あさイチ #漫画推し」では語り切れなかった、漫画愛を熱く語ってもらいました。

(#教えて推しライフ 取材班)

EXILE NAOTO さん (EXILE/三代目J SOUL BROTHERS)
1983年8月30日、埼玉県出身。39歳。高校からダンスを始める。2007年に二代目J Soul Brothersに加入。09年にEXILEのパフォーマーに。10年から三代目J SOUL BROTHERSのリーダーを小林直己と共に兼任。
自他ともに認める「漫画好き」、自身のYouTubeチャンネルでも漫画についてたびたび発信。

漫画のとの出会い、そしていま

―NAOTOさんと漫画の出会いは?

「兄の影響だったんで小学3・4年生のころだと思います。兄が持っていた漫画を読んだのがきっかけですね。たしか最初に読んだのは『らんま1/2』ですね。そして、もうひとつが『ジョジョの奇妙な冒険』
その当時は子どもだったので、大人になってから読むとあのとき読んだ感覚とはやっぱり全然変わりますよね、いまは、何周読んだのか分からないくらいです。ジョジョはかれこれ30年ぐらい読んでいます!推し漫画としては、歴も含めて1番かな…」

―これまで何冊ほど読まれてきたんですか?

「もう分かんないですね(笑)電子書籍の中には2000冊ぐらい入っているんじゃないかと思います。同じ作品を何度も読むこともありますし、少年漫画だけじゃなくて少女漫画も読みます。矢沢あい先生とか大好きで、『Paradise Kiss』、『ご近所物語』、『下弦の月』…めっちゃ世代ですね。矢沢先生の作品を読んで、こういうのが、「キュン」っていう恋愛なんだって学びましたね。少年漫画にはない学びがありました。 ただ、あれを参考にするとむちゃくちゃ失敗するなっていう話もありますけれども…あれは見るもので、実践しちゃいけないな…(笑)」

―最近はどんな漫画を…?

「ごはんがすごく好きで、趣味で食べ歩きしているんです。 それをきっかけに、いままで手をつけていなかった『美味しんぼ』を読みはじめました。なかなか長い戦いが始まっています。100巻以上あるので。とても、勉強になりますね。何度も海原雄山も俺も心折られそうになって読んでいます(笑)」

NAOTOさんは、漫画と向き合う時間を大切にしているといいます。

「読んでる時に頭を空っぽになるんですよね。無心になれる。僕は漫画の世界に入ってしまうので、読んでいるときに話しかけられると本当に気付かなかったり。 全然そのとき言われたこと覚えてなかったりするんで、それぐらい頭がそこに集中できる。ふだんの生活ではなかなかできないじゃないですか、いろんなことを考えながら生活しなきゃいけないので。だけど、漫画読んでいる時だけは頭空っぽになるんで、大事な時間として僕は、捉えています」

「パフォーマンス」にいきる、漫画の魅力

―これまで数々の作品を読んできたNAOTOさんにとって、漫画の魅力とは?

「漫画の先生って、絵を描く事とお話を考えること、もちろん区別されてる方もいらっしゃいますけど、コマ割りカット割りを考えるとほんといろんなことをすべて同時にこなしているマルチクリエーターですよね。僕は、エンターテインメントに携わっているんで、パフォーマーとして刺激をもらったりとか参考にできる部分があります。例えばライブを作る時にどうやって人の心が動くのか、それはストーリーだったりとか、カット割りコマ割りもそうですし。プラス、主人公たちの体の動きだったり、っていうところですね」

「あと、例えば物事にすごく集中してその道を究めるっていう主人公を見るとすごく応援したくなったりして。最近だと、『BLUE GIANT』という漫画で音楽を極めようとする主人公の姿にダンスを極めようとする自分を重ねたりして 勇気をもらったりしています」

―ジャンルは違えどもやっぱり自分のお仕事とか生活に通ずるものが…?

「めちゃくちゃ通じます。自分が今ダンスやってパフォーマーとして活動している中で漫画からもらった知識だったり経験だったりとか、そこはかなりの割合を占めている。 1つの道を本当に追い続けるみたいな作品は、主人公とすごく心を重ね合わせます。 勇気づけられたり、モチベーションになるコンテンツですね」

影響を与えた「あのセリフ」とは

「刺さる名言はたくさんあります」と語ってくれたNAOTOさんですが、
今回2つのセリフを紹介してくれました。

①『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦) 第5部(53巻)より
「「成長しろ」 ペッシ 「成長」しなきゃあ、オレたちは「栄光」をつかめねぇ」

「敵役のプロシュート兄貴が弟分のペッシに言った言葉なんですが、ちょうどこれを読んでいた時、ダンスでプロの世界を目指そうと思っていたぐらいだったんですね。まさに成長しなきゃ、自分の夢は叶わないと、このセリフに背中を押されてくじけそうなときに自分のモチベーションをあげる言葉になっています」

②『BLUE GIANT SUPREME』(石塚真一) 第一巻より
「練習してる自分に満足してねえか」
 主人公が本当に自分の練習をどんどんどんどん突き詰めていったときに、ふと立ち止まって、「練習してる自分に満足してねえか」と自問自答するときの言葉。

「練習すればいいってわけじゃなくて、練習したから安心できるとか、努力したから自分はやってる気になれるとか、っていうところを一回主人公がそんな自分を否定するんですよね。すごいなって。「練習してる自分に満足してねぇか」って。うわっ!みたいな。練習の内容をもっと考えてとか、練習以外でもやはりその道を極めようとしてやれることがないか。 どこまでも自分に厳しいなと。こんな人になりたいと思うぐらい、ひたむきでまっすくで憧れです。その言葉を思い出して、自分に厳しくしますね」

NAOTO流 推し活は?

―「#教えて推しライフ」にちなんで、推し活はどんなことを?

「ジョジョに関してはジョジョと名がつくものには どこにでも行くような感じです(笑)もちろん原画展もそうですし、ジョジョが有名ブランドとコラボして展示会したときも行きましたし、女性誌のカバーを飾った時は、女性誌ですけど表紙が欲しいために買ったりとか…グッズも買いますね。僕のいまのお気に入りは、第3部に出てくる「イギー」っていうキャラクターの犬がいるんですけど、そのティッシュボックスですね。原画展で買ってきたレプリカは壁一面飾っています。壁中ジョジョですね。もう、飾るところないんで、季節によって変えています。四季を感じながら掛け軸なんかと一緒で、何かちょっと変えてみよう、春だから「ジョニィ」だなとか…(笑)」

―ジョジョの舞台のひとつ、イタリアには行ったことが?

「イタリアには行ったんですが、旅行として行ったんで、本当は「ジョジョ」を目的としてのイタリア旅行をしたいんですよね。同じ道のりをたどったり。コロッセオに行って、うわー、あそこでポルナレフがあそこで鏡の合図したんだとか、フィレンツェってフィレンツェ行の超特急乗ればよかったな…とか思います(笑)」

―番組の中では、ゴールデンカムイ推しの方が推しキャラクターを理解するために「モデルガンを撃つ」という推し活をしていましたが…?

「やっぱり僕もあれぐらいやんなきゃダメか!(笑)尾形の解像度を上げるのにちょっと銃を撃ちに行く、三八(さんぱち)撃ちに行くっていう発想はなかったですね」

―どうですか今後の推し活の候補に入れていただくことは?

「やりましょう、やりましょう(笑)」

漫画のススメ

漫画が作り出す世界観、キャラクター、そのひとつひとつに対して熱く思いを語ってくれたNAOTOさん。
漫画が持つパワーをみなさんにも知ってもらいたいと、最後にこう語ってくれました。

「日本に生まれて、漫画を読まないなんて損ですよと!(笑)世界最高峰の漫画カルチャーを作り出した、日本発のすばらしい文化をぜひ体験していただきたい。 漫画家の先生は、世界を代表するクリエーターだと僕は思っています。自分の身一つで、脳みそと手先を使った本当にクリエーターと思うので、漫画はただの娯楽ではなくひとつの文化として受けとめて、ぜひ体験していただきたいですね」

担当 #教えて推しライフの
これも読んでほしい!

みんなのコメント(1件)

感想
しろねこ
40代 女性
2023年3月18日
ジョジョの奇妙な冒険 5部の中ならジョルノジョバァーナの覚悟とは暗闇の荒野に進むべき道を切り開くことかな。
コロナでこの3年凄く苦しかったからこの台詞で乗り越えた部分はある(笑)
ようやっと光が見えて来てて嬉しい!!