きんぎょすくい

縁日から持ち帰った金魚。5匹のうち、3匹があっという間に死んだ。プカプカと横になって浮かんだ魚を見て、ここにはもう命はないんだ、と気づいたリアルな実感。そして、看護師としての実務経験で、患者さんが、次々と亡くなっていく経験。亡くなっても、病棟は何事もなかったように普通の空気に戻る。いつもあっという間に、人の命は忘れられていく。消えていく。・・・結花乃さん自身の実体験から紡ぎ出された1曲です。毎日ひとりひとりの中で命の灯りが燃えている。小さな生き物の中でも命が燃えている。その灯りは、とてもきれいで尊いこと。そして守りたいものだ・・・金魚の目線で書かれたうたを、あなたも、金魚になりきって聴いてください。
【映像 タイプゼロ:須田英和さんより】
今回の作品制作は、作詞・作曲・うたの結花乃さんに、(主人公)きんぎょのキャラクターとなる切り絵も作っていただくことからスタートしました。素敵な切り絵作品でしたので楽曲と切り絵の世界観を壊さないよう空間演出を抽象的に表現。金魚が暮らす水中の世界が限りなく続いていてどこまで泳いでも抜け出せない感じを出し、どこか夜祭を感じるようにしました。一番気を使ったところは、水中の細かい気泡や浮遊物が見方によっては満天の星空にも見えるようにすることで、金魚が水中から飛び出し解き放たれ踊り出すが、気がつくとやはり水の中にいる・・・という所です。何か希望や切なさ・儚さを感じていただけたら幸いです。

初回放送月
2018年08月〜09月
放送予定