2017.11.20

幸福論

「あなたの興味をできるかぎり幅広くせよ。そして、あなたの興味を惹く人や物に対する反応を敵意あるものではなく、できるかぎり友好的なものにせよ」

この言葉に出会えて本当に良かった。いつも私の心の真ん中にぶらさげておきたい言葉です。意識を外へ向けること。そして、人や物事を否定的に捉えるのではなく、良い面を見つけるようにすること。一日一回、これを思い出すだけで、心がちょっと明るくなって、顔を上げて姿勢良く歩けるのです!ラッセルさんありがとう。

収録前の打ち合わせで、プロデューサーの一人、Yさんがこんなことを言い出しました。

「76歳の時に水上飛行機がノルウェーの海に墜落した際、冷たい海を20メートル泳ぎきって九死に一生を得たというラッセル。これは、幼いラッセルに寒中水泳をさせていた、おばあさんのスパルタ教育のおかげなのでは?」

ラッセルさんは誰かにこう突っ込まれたでしょうか? それとも自身で気づいたでしょうか? 最初に聞いたときは大笑いしてしまいましたが、なかなか考えさせられるツッコミでした。何が役に立っているかなんて、自分では把握しきれないよなぁ、と。たとえば、受験勉強して大学に合格できたのは塾のおかげだ!と思いがちだけれど、実はぼんやり聴いていた高校の授業だったのかもしれない。ラッセルは幼い頃の祖母との生活を、幸福とは正反対のものとして、もう仇のように憎んでいましたが、おばあさんも良かれと思ってしていたところがあるんじゃないでしょうか。そんな風に擁護したくなるのは、私がガミガミうるさい母親だからでしょうか??

今回の収録で面白かったのは、収録に立ち会ってもらったヘアメイクさんの反応でした。

「ラッセルの言葉がすごーく胸に刺さりました!」「書かれている内容にものすごく共感しちゃって~。『幸福論』買います!」

毎回、30歳前後の女性達が、心をわしづかみにされているのです。その反応を見て「『幸福論』、行けるかも!」と私は手ごたえを感じたのでした。
皆さんも、『幸福論』の実践で、幸福を感じる瞬間が増えますように。

  
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