2018.8.20

100分de名著 for ティーンズ

皆さん、夏休みのスペシャル企画、お楽しみいただけましたでしょうか?
毎回指南役の先生が変わり、生徒に現役の中学生も来てくれるということで
始めは緊張していたのですが、先生方の熱意と、鈴木福君、鈴木梨央さんの新鮮なリアクションがとても面白かったです。本の紹介は番組をご覧いただくとして、収録中に印象に残ったシーンをご紹介します。

第1回 放送はされませんでしたが、王子様と薔薇のやりとりについて話している時、「これってツンデレだよね」とヤマザキマリさん。気づけば、大人3人が中学生の福君に「ツンデレ」を教えていました。「ツンデレを知っておくとね、これからの恋愛にいいかもしれないよ」と詰め寄る大人達の話を、「そうですか」と澄んだ瞳で聞いてくれた福君でした。

第2回の指南役、瀬名秀明さんは、「ソラリス」に続いて2度目のご登場でした。子供達に科学を好きになって欲しい!!!という強い思いがひしひしと伝わってきました。確かに、子供の頃は昆虫や動物が好きな子は大勢いるのに、おとなになると「理系」=難しい、大変、みたいなイメージで、離れていってしまう人が多い気がします。私も高校生の頃は、「理系」「文系」で悩んで、どちらかを選ぶともう片方は捨てなければならない、ように思っていたのですが、科学者であり作家である瀬名さんのように、枠組みにとらわれず活躍することは、熱意さえあればいくらでも可能なのです!

第3回 指南役は若松英輔さん。番組ではもうお馴染み、いつも豊かな表現で名著を読み解いてくださいます。そんな若松さんが、鈴木梨央ちゃんと挨拶している様子を見ると、、、すごく嬉しそう!照れている若松さんを初めて見ました。鈴木梨央さんの可愛らしさに、男女問わず出演者が全員「ポワ~ン」となってしまったので、私も人のことは言えないのですが、「若松先生、カワイイところありますね!」というのが私にとっての発見でした。梨央さんがお母さんから教えてもらったと言う「万里一空(ばんりいっくう)」の言葉。素晴らしいお母様あっての梨央さんなのだなと、娘を持つ母親として、身の引き締まる思いがしました。

第4回 木ノ下裕一さんの子供時代の話がとても面白かったです。百人一首の坊主めくりが好きっていうのは、私もまさに同じだったのでとても共感できたのですが、小学生の頃から落語が好きで学校でも披露していたとは、、、参りました。
Eテレで放送の「にほんごであそぼ」今回一緒に司会をしてくださった斉藤孝さんが監修をされています。木ノ下さんは「にほんごであそぼ」を観て育ったそうなのです。
斉藤さんの教えが受け継がれて、木ノ下さんのように若い世代が育っている!その光景に、スタッフも私も感動を覚えました。木ノ下さん、書店で探していた本を見つけたとき、「これやこの!」って、今度言ってみますね!いまだ果たせていないのですが、その状況を想像するだけでもうおかしくて、ひとり吹き出しています。そうやって古典を近くに感じることで、今の私たちも、千年前の歌人も、同じように感じていたのだなあと思うと、百人一首の札に描かれている姿が、いきいきと動き出しそうな気がしてきました。

ティーンズの皆さんは夏休みの宿題に追われている頃でしょうか。この番組をうまく活用して、宿題を片付けてくださいね!そして、もしも面白そうだなと思ったら、また番組を観てくださいね。

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