【第25回】2021.1.18 「資本論」

今すぐ読むべき本!

きました、「資本論」。
難しい専門書で一生縁がないと思っていました。
ついていけるか不安しかありませんでしたが、なんとびっくり、とてもおもしろかったです!
斎藤先生の解説をきけばきくほど、子どもの頃から抱き続けた疑問が解消されて、目の前がぱっと開けていくようでした。

その疑問とは、「これって、豊かになってるのかな?」です。最初に感じたのは、小学校低学年のとき。近所の自動販売機で水が売られるようになったのを見て「え?買うの?」と不思議に思ったのです。蛇口をひねれば飲めるのに、なんで買うんだろうと。
子どもながらに違和感を覚えたそのもやもやが、「資本論」を読み解くうち、クリアになっていきました。
「価値」と「使用価値」の違い、「コモン」という考え方、資本と労働の仕組み…。全てが腑に落ち、どこか間違っているという自分の感覚は正しかったんだと思いました。
だって、これだけ多くの人が貧困にあえぎ、心の病に苦しみ、自殺や過労死が後を絶たないなんておかしいですよね。しかも一向に改善される気配がない。モノがあふれる現代でなぜこんなに心がひもじいのか、将来に不安を感じるのか。豊かになったはずなのに、なぜ生きづらいんだろうと「?」だらけでした。

今回得られた一つの答え、それが「資本主義の限界」です。
行き過ぎた資本主義により、本来不要な商品が生まれ、格差は増大、環境破壊が進んで取り返しのつかない事態になっている。今すぐストップをかけ、新しい価値観、新しい生活様式を選ばなくてはいけない時がきているんだと思いました。大きな方向転換なんて無理だとか、一人の力なんて微力すぎると思いがちですが、もうやるしかない段階にきているのではないでしょうか。

私は収録以後、それこそ微力ですが、買い物一つするにしても、踊らされていないかどうか、本当に正しい選択肢かどうか、チェックしながら生活するようになりました。
小さいことでもこつこつと、豊かな社会を手渡すという大きい目標は常に念頭に。そう言い聞かせています。

新しい扉を開く名著をおしえてくださった斎藤先生に、感謝。
ありがとうございました!

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