【第12回】2019.10.21 「善の研究」

最上の善を目指して

今回の名著も難解でした。
若松さんに教えていただき、なんとかポイントをつかめたものの、西田の声はまだきけていないと感じます。
ただ、いくつか、「こういうことかな?」と思える部分はありました。
その一つは「経験」についてです。
西田は、思想や判断など何も差し挟まず直接的に認識する「純粋経験」について言及しています。これは例えば、賞を取った作品だから「いい」と思ったり、肌の色で判断を加えたりすることがあるけれど、そうではなく、そのものを直にみよ、ありのままをただ受け止めよということですよね。考えてみれば、ほとんど無意識のうちに何重ものフィルターを通して物事を見ている、そう気づかされました。
もう一つ思い出したのは、第一子の出産です。
産み落とす直前の数十分、初めて別の生き物になったあの感じ。頭はからっぽで、どこに力を入れるとかどう動くとか何も考えず、ただ中に抱えている生命が外に出ようとする勢いを邪魔しなかっただけ。もはや生き物ではなく、命のもとがつまっている天と地上とをつなぐパイプなんだと思いました。それまでずっと、自分が考え、自分が体を動かし生きていると思っていたのは傲慢なまちがいだったんだと知ったのです。
ですから、西田のいう「大いなるもの」もわかる気がしています。
人間の力は到底及ばないということ、生かされていること。
自然と敬虔な気持ちになりますし、すべてに感謝しながら、謙虚に誠実に生きるしかないということではないでしょうか。
西田がいう「最上の善」とは、自分の力を開花させ円満な発達を遂げることだそうです。
そのためにはまず、自分の内を深く見つめなければいけません。
私が「最上の善」を目指す第一歩は、毎日瞑想かな。続けてみます!
最後に若松さんへ。
幼稚な質問を何度もしたのに、丁寧におしえてくださって、感謝でいっぱいです。
ありがとうございました!

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