質問と回答。

【質問】
番組に登場するアニメーションはどんな方が作っているのでしょうか?
また作る時にどんな工夫があるのでしょうか?

【回答】
番組では、取りあげる作品のあらすじをアニメーションにまとめています。数人のクリエーターの方が制作にあたっていますが、番組開始当初から携わっているのは、映像制作ユニット「ケシュ#203」の仲井陽さんと田中希代子さんです。共に早稲田大学で演劇をしていた仲間で、大学時代の友人が番組制作会社にいたため、番組に流れるアニメーションを作る仕事を始めたそうです。現在では「100分 de 名著」のほか、「グレーテルのかまど」のタイトルアニメーションも手がけました。仕事の分担としては、田中さんが絵を描き、仲井さんがコンピューターを駆使して絵を動かしているそうです。

番組は、まずプロデューサーが企画立案をするところから始まり、それを受けてディレクターが台本作成をします。難解な名著をどうやってわかりやすく伝えるか、スタッフ間で何度もうち合わせを行い、内容をつめていきます。こうした作業を通して、物語のどのシーンをどんなナレーションでアニメーション化するかが決まります。アニメーションのクリエーターは、その台本にそって映像を考えます。
2012年4月に放送された「源氏物語」のアニメーションは、ケシュ#203が作りました。台本に指定された場面では、登場人物が座っている設定の箇所が多かったため、そのまま映像化すると、歩きが少ないなど、アニメーションが単調なものになってしまうおそれがありました。そこで、女性が長い髪を一本一本丁寧に書き込むことで、人物の美しさを際立たせ、感情移入がしやすくなるようにしました。また雪を降らせたり、風を吹かせたりして、自然の変化を情感豊かに表現し、見る人の気持ちを高める効果も狙いました。さらに人物の顔もあえて現代風にし、違和感なく源氏物語の世界に入れるようにしてあります。

また余談ですが、ケシュ#203のおふたりは、演劇の出身の方だけにナレーションも出来ます。そこでアニメーションの登場人物が多い時には、声優役もお願いしています。

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