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もっと「宮沢賢治スペシャル」もっと「宮沢賢治スペシャル」

今回のキー・フレーズ

3/27公開予定です。

アニメ職人たちの凄技

【第23回】
今回、スポットを当てるのは、
ケシュ♯203

プロフィール

ケシュ#203(ケシュルームニーマルサン)
仲井陽(1979年、石川県生まれ)と仲井希代子(1982年、東京都生まれ)による映像制作ユニット。早稲田大学卒業後、演劇活動を経て2005年に結成。NHK Eテレ『グレーテルのかまど』などの番組でアニメーションを手がける。手描きと切り絵を合わせたようなタッチで、アクションから叙情まで物語性の高い演出を得意とする。100分de名著のアニメを番組立ち上げより担当。
仲井希代子が絵を描き、それを仲井陽がPCで動かすというスタイルで制作し、ともに演出、画コンテを手がける。また仲井陽はドラマの脚本執筆も手掛け、奇妙で不可思議な町「田丁町(たひのとちょう)」を舞台とした連作短編演劇群『タヒノトシーケンス』を立ち上げるなど、活動は多岐に渡る。

ケシュ#203さんに「宮沢賢治スペシャル」のアニメ制作でこだわったポイントをお聞きしました。

宮沢賢治の作る物語は詩情に溢れていて、とても映像的だと感じました。
賢治の言葉の美しさを素直に受け取るだけでそのままシーンが作られてゆく、というのがアニメを手掛けた印象でした。

今回はスペシャルということで、いくつかの短編をアニメにしました。
そのどれもが人(あるいは動物や植物)の営みが確実にそこにあって、豊かで美しく、それぞれの世界観はバラバラなのにユーモアと尊さに溢れています。
ユーモアと尊さを混在させるため、ユーモアはキャラクター造形に、世界の豊かさは背景に託して表現することにしました。また絵コンテを描くうえでも説明的なカットは避け、物語として雰囲気がにおい立つようなカット割りを心がけました。
そしてどの短編にも一箇所は必ず黒色を使っていますが、それは宮沢賢治の作品にはどこかしら死の影が漂うからです。
生と死のコントラストを、明暗のはっきりした童話的なタッチで表現しました。

ケシュ#203さんの凄技にご注目ください!

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