もどる→

もっと「旧約聖書」

“創世記”冒頭部のあらすじ

<6日間の天地創造> 創世記1章~2章初め
最初に「カオス」「混沌」がある。神は6日間にわたって世界をつくる。1日目、光と闇、昼と夜。2日目、水を上と下に分け、上が空ないし天とされる。3日目、天の下の水が集められて海になり、乾いた所が地になる。植物がつくられる。4日目、太陽と月と星がつくられる。5日目、水の中の生き物と鳥がつくられる。6日目、地上の生き物がつくられ、人がつくられる。人は「神の似姿」とされ、すべての生き物を支配するとされる。7日目、神は休む。

<天地創造とエデンの園> 創世記2章~3章
神が天地をつくった時、地には草木も生えていなかった。神は土の人形に命の息を吹き込んで男をつくると、エデンの園に住まわせ、「善悪の知識の木の実だけは食べてはいけない」と言い渡した。次に、男のあばら骨から女をつくった。そして蛇が木の実を食べるよう女をそそのかすと、2人は実を食べてしまう。彼らは自分たちが裸であることを知り、神の足音を聞いて木々に身を隠した。その様子から2人が命令に背いたことを知った神は、男には労働の苦しみ、女には産みの苦しみなどを与え、「命の木の実」まで食べられてはならぬとして、エデンの園から追放した。

ページ先頭へ