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もっと饗宴

欲求する人は、手元にないもの、
現にないものを欲求しているのであり、
それはその人の持っていないもの、
その人自身がそうでないもの、
つまり、「欠けているもの」を欲求するのだ。

エロースは、知恵と無知の真ん中にいるのです。

愛(エロース)の働きとは、
肉体でも、魂でも、
美しいものの中で子供を生むことです。

死すべき本性は、
永遠に存在し不死であることを、
できる限り求めるものなのです。

おおいなる美の大洋へと向かい、
それを観照して、
多くの美しく壮大な言論と思想とを、
惜しみない知への愛において生み出し、
そこで力を得て成長し、
まさにこのような美のなにか一つの知識を見出すまで、
進んでいくのです。

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